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紫陽花・ダリア

2011-10-31 (月)

10月29日、ボカシの注文を受け、近くなので配達しました。
夏には青や真っ白な紫陽花が家の周囲に咲き誇り、道行く人を楽しませていましたが、この日は、ダリアがまだまだ元気に咲いていました。
ご主人いわく、「EMボカシを使いだしてから6,7年になるが、効果を実感し出したのは3年目くらいから。
EMボカシで生ごみ処理して、土と混ぜておくと、春には素晴らしい真っ黒な土に変わっている。
たくさん咲くし、色が鮮やかで、近所の人にも喜ばれている。球根もかなり増えるので、欲しい人には分けてあげているのだが、ここほどには良く咲かない」とのことでした。
篤農家と呼ばれる方たちは、EMをうまく扱って素晴らしい成果を上げていますが、観察眼に優れていることが、EMで成功する秘訣です。
比嘉先生の言われる「効くまで使え」は少々乱暴ですが、正しい答えなのです。
目標をどこに置くか、畑の変化を見極められる農家の人は、いつ効いてくるかが推測できるから、成功するのです。

         まだまだ元気なダリア
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トウキビの茎葉の堆肥化

2011-09-14 (水)

秋の堆肥作り
 トウキビの茎葉の処理は収穫直後が一番よろしい。
完全に枯れさせてしまうと、茎に含まれていたタンパク質分がガス化して肥料分が減少するのみならず、春までの土中での微生物分解が遅くなるからです。
生野菜のほうが乾燥野菜よりも日持ちがしないことを考えると理解しやすいかもしれません。
枯葉が夏の高温期を経過させなければならないことも同じ理屈と考えてもよろしいでしょう。
これから収穫が終わるナスやトマト、キュウリなども、早目のボカシ処理で畑にすき込みましょう。
繊維質が土壌の物理性改善に役立ち、生物性の向上にもなります。
そして、植物体が抱えているミネラル補給にもなりますので、周囲の雑草なども集めてEM生ごみ堆肥などと同時にすきこんでやると一層効果的です。
来年のための土作りを実施しましょう。

   強風で傾いたトウキビ             収穫
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       トウキビの茎葉のすき込み
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キャベツの成り戻り

2011-09-14 (水)

7月初めまでは一生懸命にストチュウの散布と手取り除虫を行いましたが、8月に入るまで畑に行く機会が減ったことで、なかば放り出してしまった形になりました。
しかしながら、なぜか、その頃から虫の発生が少なくなったようで、きちんと巻きだしたのです。
本来、キャベツは寒くなってくると巻いてくる、と本に書かれていたので、どうなるものやらと考えていましたが、それなりのものが出来ました。
ただし、天候不順のせいなのか、内部に葉枯れ部分があり、料理する時に少々手間がかかるのが難点です。
そして、健康生活宣言の11号にも掲載されていた比嘉先生のキャベツの2度獲り(成り戻り現象による)を試してみることになりました。
収穫時には包丁を使い、根を残して切り離しておくと、その根から葉の付け根毎に発芽してきました。
一つか二つを残してほかの芽はむしりとり、食卓へ。芽には栄養素が沢山あると言われていますから、サラダで食べました。
果たして10月末の閉園までに、更なる収穫が成るのか、大いに楽しみにしています。

              キャベツの発芽状況
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菜園

2011-09-02 (金)

八月に入って、キャベツの収穫が始まりました。
残念ながら、見た目は良くても枯れた部分が内側にあり、半分に切ってそのまま千切りとはいかず、芯をくり抜いてから一枚ずつ葉を広げてから、と手間のかかるものになってしまいました。
しかし、収穫後の根から再度発芽させる「成り戻り」はうまくいきそうで、順調に育っています。

ジャガイモの高畝栽培は、土寄せの手間が無く楽でした。
また、EM敷料堆肥を表面施肥したことと、種イモを日に当てて芽を出させる「浴光催芽」も合わせて行ったので、それなりの収穫にはなりましたが、植え付けが遅かったせいか、なかなか枯れてくれず、早目の収穫を行い、少々小さ目のものが多かったのが残念でした。

市民農園の閉園は10月30日なので、残すところ二か月と考えると、毎年の事ですが淋しい気持ちになります。
様々なことがあって、畑仕事をする気になれない時もありましたが、作物たちはなんとか頑張って収穫できるまでに育ってくれました。
今まで以上に、生命を頂いているということに感謝して、余すことなく身体に取り入れたいと思っています。
そして、健全な精神を取り戻して、前向きに進みたいと思っています。

収穫

2011-08-15 (月)

八月に入って、収穫が多くなってきました。
ズッキーニ、きゅうり、キャベツ、長ネギなど。
密植しているものは、それなりに頑張って伸びています。
しかしながら、大根は悪玉菌の餌食となってしまいました。
すべて抜いて、他のものを植えようと掘り返してみましたが、かちかちの状態になっていました。
春先の水気の抜けが悪かった部分なので、そのまま土壌が固まってしまったようです。
ボカシの量が少なすぎたのかも。
タマネギの間に植えた余ったトウキビの苗は順調に育っていますが。タマネギの生育が阻害されたようで、少々小さめになってしまいました。
それでも、タマネギのスペースからトウキビ十数本が収穫出来そうなので、これも有りかと思っています。

      8月4日収穫        8月9日ししとう30本
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     病気の大根         900gキュウリと3.1kgキャベツ
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    タマネギとトウキビ          モモが捕まえたセミ
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トライアングルバジル

2011-07-24 (日)

昨年、自家採種したバジルから、双葉ではない三つ葉のものが出てきました。
この後、どう成長するのか見ていきたいと思います。
それにしても、朝晩の寒いこと。
校庭のモミジは、紅葉を始めてしまいました。
コスモスも少々早い気がします。
菜園のほうは、キャベツの青虫が寒さのせいなのか、雨が続いて蝶が飛べなかったせいなのか、捕獲数が一気に減り、数十匹であったのが数匹見かける程度になりました。
そのキャベツは、そろそろ収穫してもいい大きさのものも出来てきました。
虫食いでどうにもならないものもあります。
やはり、土の良い状態のところのものは、虫食いが少なく、しっかりと巻いてきています。
そして、収穫後の成り戻り現象が起きるかどうかも秋の楽しみです。
キャベツの芯を残しておき、そこから、再度、発芽させて秋の収穫ができるのかというものです。
タマネギの間に生えてきた野良の赤紫蘇は、さすがにタマネギの生育に邪魔になってきたので、収穫して紫蘇ジュースを作りました。
20ℓ程できましたが、EMのきび酢ときび糖を使ったために、15000円以上の高いジュースになってしまいました。
健康に良いのだからと割り切るしかありません。

     三つ葉のバジル               紅葉
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       コスモス                キャベツ
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 三つ葉に生きるキアゲハの幼虫     白花のツユクサ
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    収穫した赤紫蘇      雑草に負けず顔を出してきたゴーヤ3本
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学校菜園

2011-07-20 (水)

先週の11日は上野幌小で雑草を使った堆肥作りの指導、昨日19日は北斗小でEMボカシ作りの指導に行ってきました。
堆肥作りは、熱心な教務主任の先生と二人で行い、ボカシ作りは、授業を終えた子供たち十人ほどと先生二人で行いました。
昨日は一気に夏の暑さになり、頭に水をかけながら楽しく作業を終えたのでした。
6月初めに給食の残飯を畑の土に混ぜて肥料として使えることを実地指導した畑は、半分レタスとラデイッシュの収穫の跡で何もありませんでしたが、ミニトマトはほどほどに実を付けていました。
次作をどうするか相談されましたが、子供の喜ぶものというと枝豆くらいしか思い浮かばず、本当は大根を植えさせたいのですが、どうなりますやら。

EM活性液の作り方

2011-07-12 (火)

*活性液の作り方(2リットルの容器を使う場合)


糖蜜150ccを熱湯500ccに入れよく溶かす。
水1000ccを加え、お風呂の温度以下であることを確認してから、EM-1を150cc加える。
(EMを最後に入れることで、塩素、熱による微生物の減少を防げます)
容器のキャップをしっかりと閉め、暖かい場所で発酵させる。
日中は窓辺で太陽の光を浴びせると良く発酵してくれます。
夕方からはタオルを巻いて保温します。
2,3日後から発泡してきて、容器が張ってきますので、少しずつガスを抜きます。
気温にもよりますが、十日ほど経過して少々甘酸っぱい状態から使用できます。
塩素を抜いた汲み置き水で100倍以上に薄めて希釈液としてお使い下さい。
家庭菜園用の噴霧器などで、天井からすべての室内空間をシャワーするようにして、空気中の有害なものをEM希釈液の水滴で吸着させましょう。
そのあと、床に落ちた水滴を丁寧にふき取れば、部屋の中は安心空間となります。
部屋の乾燥時には、カーテンなどに少し多めに噴霧して、EM希釈液が少しずつ蒸発してくるようにしましょう。
湿度の調整にもなり、健康にも好影響を及ぼします。
活性液の最終的な仕上がりはガスの発生が無くなった時(エサである糖蜜の甘い匂いが無くなる)ですが、その時点から、微生物の緩やかな減少が始まります。
この倍率ですと、3か月以上は効果の高い状態で使用できます。
糖蜜、EM-1が少ない活性液ほど早く出来上がりますが、早く効果が薄れていきますので、使用頻度と使用量を考えて活性液の倍率を考えてみましょう。

寒い朝

2011-06-27 (月)

26日、日曜日の朝の4時の気温は5.5℃。
例年のこの時期は15℃前後なので10℃も低い。
放射冷却現象だったので日中は暖かかったが、なんともおかしな気候である。
毎日、目に見えて伸びてき始めた作物の状態が少々心配。
しかしながら、寒さのせいか、丹念に精を出したせいか、キャベツの青虫捕獲数が減少した。
50、40、36、9そして、27日の朝は6匹。
この5日間に4回のストチュウを散布しているが、やはり、もっと前から必要だったようで、かなりの食害が出ている。
カメムシ属のナガメという赤黒の体をしているものも数匹キャベツを食している。
7月中に巻いてくれるのだろうか心配になってきた。

 アブラナ科の野菜につくナガメ   かなり大きくなったキャベツ
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高畝式じゃがいも

2011-06-20 (月)

始めから高畝にしたジャガイモは、深さ15cmに入れたこともあり、芽が顔を出したのは通常植えより1週間遅い20日目。
畑の水分が抜けきらず、寒さもあって、播種が大幅に遅れたことが、これからどう影響するか、また、陽を当て芽を成長させる浴光催芽の効果はどう出るか。
少々、弱い感じの芽に見えるが、これから数本の間引きをするだけで作業がないことを考えると楽に感じるが、果たして?
とうきびは8割ほどが発芽。収穫は9月中旬か?
いちごは開花ご30日ということで7月初旬の収穫を楽しみにしているが、カラス対策を熟慮中。
タマネギは爪楊枝ほどの細いものが、それなりに分かつしてきている。目標120kg。
大根は30本ほど播種したが、葉の状態は良好。
早めのストチュウ散布で病原菌の予防効果がありか。
100株のキャベツは、半分ほどに青虫、3分の1ほどに卵が産みつけられており、中心部の食害も出てきていて、2日連続でストチュウ散布。半分が収穫できれば大成功?
キュウリは寒さで3度目の定植。
ヤーコンはまだまだこれからの感じ。
それにつけても、やっと暖かくなってきて、それぞれの成長が楽しみになってきたこの頃です。

奥左は通常植え、右が高畝式のいも  手前はとうきび
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EMとはEffective Microorganismsの略語で、有用な微生物群という意味の造語です。 EMは自然界から採種し、抽出培養した複数の微生物資材で、琉球大学農学部の比嘉照夫名誉教授が開発しました。

〒061-1147
北広島市
里見町2丁目6番6
TEL:011-398-5817
FAX:011-398-5827

代表細川義治のプロフィール
2011年NPO法人
北海道EM普及協会 理事長
活動内容
・生ゴミ堆肥化の技術指導(札幌市の派遣講師事業)
・家庭菜園でのEM利用技術の普及
・授産者施設でのぼかし作りの指導
・小中学校の環境改善のためのEM利用の普及
・有機農産物の普及
趣味
・映画鑑賞
・1匹の愛猫との散歩