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2018-12月

道徳教育

2018-12-29 (土)

教育テレビの番組で「星に願いを」副題「小さな山の天文台物語」を見た。
引きこもり気味だった青春期を過ごした天文台に勤務する男性職員が、尊敬していた今は亡き天文学者の友人の出前授業について語った。
「氷の塊である彗星に金属をぶつけるとどうなる?」という、誰にも答えがわからない結果について、子どもたちに考えてもらったのだ。
飲み込まれる、爆発する、様々な答えが出てきた。
「難しい問題を考えることは、いずれ人生を生きる力になる」と亡き友人は言った。
男性職員は、それまで、きれいだからという単純な気持ちで星を観察していたことに気付いた。
また、天文学者を目指していたが、別な職につかなければならなくなった弟子のような青年に対して、「こけるのも勉強だと思って」と慰める母親に対して、一度は肯定するも、「こけるのも勉強、じゃなくて、こけるのが勉強だからね、人生の」と言い直した。
そして、好きならばプロじゃなくてもアマチュアとして続けられるよ、とアドバイスした。
教育というものの理想型を見た気がした。
新年度から始まる「道徳教育」に懸念の声が上がっているが、一つの答え・思想への誘導は、年配者への敬愛が国家への従属へと繋がり、教師の思想の子どもたちへの押し付けになる恐れがあり、考える力を育てる「教育」から大きく外れてしまうような気がする。

商業捕鯨の再開

2018-12-27 (木)

来年6月に国際捕鯨委員会からの脱退を決め、古来からの日本の捕鯨文化を取り戻す、ということのようで、賛否両論ある中、「食の安全」の観点から調べてみた。
江戸時代からの捕鯨歴があり、追い込み漁法開始から50年の和歌山県太地町の住民を対象にした平成21年の国立水俣病総合研究センターによる報告書「太地町における水銀と住民の健康影響に関する調査」には、
【結論】として「調査対象の太地町住民の毛髪水銀濃度は、国内14地域と比べると顕著に高く、それがクジラやイルカの摂取と関連することが示唆された。しかし、今回の健康調査の範囲内では、メチル水銀中毒の可能性を疑わせる者は認められなかった。」
【今後の研究について】
「今回の調査では、太地町住民において、メチル水銀中每を疑わせる者は認められなかったが、毛髪水銀濃度の非常に高い者を認めるため、健康影響の調査の継続が必要である。平成22年度以降も毛髪水銀測定および神経学的検査を継続するとともに、小児への影響や循環器系への影響などを、国立水俣病総合研究センター外の専門家も含めた研究班を設置して調査研究を進めることを検討している。なお、脳磁計をニ点識別覚の客観的評価法に活用できないか国立水俣病総合研究センターにおいて研究を行っており、太地町の住民からも脳磁計検査への協力を得てデータの収集を行った。今後、健常人や感覚障害を呈する疾患の症例の収集により評価基準を確立した後に、太地町住民の感覚系の評価を改めて行うことを予定している。」
とあったが、この調査では、住民の約3割しか参加しておらず、体調不良の住民が自発的に調査に参加しなかった可能性は否定できず、小児への影響や循環器系への影響などを考慮すると、悪影響を与える食物は出来るだけ避けるべきと考える。

辛坊治郎

2018-12-12 (水)

たまたま見たテレビ「そこまで言って委員会」の中で、フランスの暴動を取り上げていたが、辛坊氏は言った「選ばれた政治家が決めたことを、暴動することで覆そうというのは民主主義ではない」。
フランス国民の75%が支持するということを聞いても、それは民主主義ではないという一点張り。
選ばれた政治家が自分の思いと違うことをしたならば、国民はデモ行為などによってその意思表示をすることで、政策を変更することが可能なことが、正常な民主主義であることを辛坊氏は理解していない。
このような知識人がマスコミで重宝されている現実は、日本の未来を危うくしていることに気付いてほしいものである。
マリオの安倍坊っちゃんに好意を持つのはいいけれど、日本の借金、放射性廃棄物、私を含む高齢者の介護、経済縮小、地方の疲弊など様々な問題は、若者である君たちにすべて丸投げされていることは明確なのだ。
消費税を上げても経済が冷え込まないようにおかしな対策考えているようですが、それなら、もう一回凍結したらいいのに。

外国人労働者

2018-12-11 (火)

30年ほど前、東京で、千葉へ行く幹線道路改修工事現場に携わった。
夜間作業のみの気の抜けない現場で、ある日、新しい作業員の中に外国人がいて、その頃は、違法行為となるため、労働許可を出さず返させたことがありました。
言葉の問題は、危険が伴う作業現場では事故に繋がりかねず、しかしながら、下請け会社では、違法行為と知りながら、安い労働力として現場に送り込んでいました。
今回、安倍政権は、経済界からの要望にこたえる形で、単なる安い労働力として外国人を受け入れようとしています。
技術研修と称して、低賃金で働かされている現状を検証することもなく、まるで機械の一部品としか考えていないような人権無視の法案を通そうとしています。
白人にはにこやかに友好の目を、有色人種には冷ややかな蔑視を、安倍首相の本質が浮かび上がっているようです。

事務所移転

2018-12-11 (火)

11月26日に引っ越しました。
20年と8か月という長期間住み慣れたアパートでしたが、同じ北広島市内に少し広い畑付きの平家を見つけたので、購入し大幅リフォームしました。
床下地盤には発酵Cセラミックパウダーを10kgほどとEM活性液を散布し、床下断熱材の上には蘇生Cセラミックパウダーを散布。そして、主な部屋の壁にはEM珪藻土を使用。
クロス張りの所には、クロス糊にEM-XGOLDと蘇生Cセラミックパウダーを混ぜ込んで、化学物質を最小限に抑えたことで、工事後の異臭は感じず、入居初日から違和感なく生活しています。
しかしながら、移転に伴う申請の多さに疲れてしまいました。
市役所で住民票の移動から始まり、警察署で車の免許証の住所変更、郵便局の口座取扱変更、土地の登記、事務所の登記で法務局、道庁へ飼料販売業者としての移転届と、片づけながらの面倒な書類作りは印鑑一つ探すのに時間がかかり、本当に効率の悪い毎日でした。
いつの間にか3kgも体重が減っていて、目の下にクマも出来、半病人?と思われるほど。
資料と書籍の片づけも進行中ながら、これから少しずつ体力の回復を図ります。
そんな中、心配していた黒猫チビも少しずつ馴染んできて、食べることと寝ることも元通りになってきました。
引越前は私の布団の上か、テーブルの窓際に置いていた座布団の上で寝ていたのですが、今は、私の事務室の椅子の上が寝心地がいいようで、そこでの時間が長くなっています。
ただし、いつも行っていた朝の散歩にはまだ連れ出していません。
寒さのせいもありますが、元の住居の向かいが高校だったことでフェンスを跨げば、車の心配のない空間があったのですが、新居では周りはすべて住宅で車の心配があります。
畑にも出せるのですが、今の時期はぐちゃぐちゃの状態なので、チビが歩ける場所がありません。
残念ながら、春まで散歩はお預けになりそうです。

EMとはEffective Microorganismsの略語で、有用な微生物群という意味の造語です。 EMは自然界から採種し、抽出培養した複数の微生物資材で、琉球大学農学部の比嘉照夫名誉教授が開発しました。

〒061-1147
北広島市
里見町2丁目6番6
TEL:011-398-5817
FAX:011-398-5827

代表細川義治のプロフィール
2011年NPO法人
北海道EM普及協会 理事長
活動内容
・生ゴミ堆肥化の技術指導(札幌市の派遣講師事業)
・家庭菜園でのEM利用技術の普及
・授産者施設でのぼかし作りの指導
・小中学校の環境改善のためのEM利用の普及
・有機農産物の普及
趣味
・映画鑑賞
・1匹の愛猫との散歩