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2010-12月

2010年大晦日

2010-12-31 (金)

EMに関わりだしてすぐに出会った寺岡さんが1月に亡くなられ、11月には猫との別れがあり、今一度、EMに取り組む姿勢を考えさせられた年でした。17年のEM活動の成果に対する慢心をいさめられたような気がします。初心忘るべからず、初心に帰り勉強し直しです。
別れがあれば出会いがありますが、十数年ぶり、二十数年ぶりという協力隊仲間との再会もありました。良い年の取り方をしていることに安心しましたが、そのうちに、同窓会もありだと思いました。元気なうちに顔を合わせてみたいものです。
今日は大みそか。どこへも行かず、家で過ごしました。加藤俊朗と谷川俊太郎の「呼吸の本」を読みました。吐くことと、へそ下三寸の丹田を意識することが重要で、感謝の気持ちを持ちながらの呼吸をすることで精神の安定が得られると書いてあります。最近、胸が圧迫されて呼吸が浅いと感じ始めていたので、意識しながらの呼吸を取り入れてみようと思いました。新しい年に向けて新たなスタートです。

四十九日

2010-12-23 (木)

11月5日から四十九日目。その間は、現実空間とあの世を行ったり来たり出来ると言う。そうであれば、まだキロンはこの部屋で何かを訴えているのかもしれない。残った2匹が今までにない行動をとることや、食べ物の一時的な変化などに、不思議さを感じることも、今日が最後の一日なのだろうか。ひとりであの世は淋しいだろうなあ、などと考えてもみたが、父や叔父夫婦、シスターたちがいることに気づき、みんなに可愛がってもらえることを祈るばかり。一番人懐こいキロンだから、きっと大丈夫。あとは、こちらの問題である。キロンが教えてくれたものを、これからのおのれの人生にどう活かすか。まだたくさん残っていた長いろうそくを、私のものに継ぎ足してくれたような気がするいま、次の段階に進むべく時間を大切にしなければと思う。今朝は、気温こそマイナス1℃であったが、水気を含んだ重いべた雪が降っている。よくお邪魔していたお向かいさんの畑も、雪で覆われ来春まではこの状態が続く。キロン ありがとう 時々は夢の中に出てきてください
      ひょっとしたら遊び回っているかも
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精神医療の薬害

2010-12-20 (月)

「食品と暮らしの安全」2011年1月号によると、政府広報などにより精神科の受診率は上がっているのに、自死は減少していない、とあり、3年前と比べて受診しながら自死した人の割合は5割から7割へと増加している、と言う。軽度の鬱と診断されて処方される様々な薬が、副作用を及ぼし、自死にまで至らしめることも多分にあるとの話には愕然となる。さらに、異常死体の行政解剖などをを行う東京都観察院の2001~2005年の報告書を見ると、覚せい剤などの違法薬物による事例は5.5%で、精神科による処方薬物によるものは87.9%とある。巷では、精神科は薬漬けにして一生治らないようにしているとの話を聞いたことがあるが、まさしく数字が明確にそれを物語っている。また、経口禁煙補助薬「チャンピックス錠」は向精神薬とほぼ同じもので、米国では、中毒死が報告されているのに、日本では隠されているとのこと。治したくて薬を飲んで、中毒症状から抜け出せない患者さんもいるとの話には、医者は何をしているのかと怒りがこみあげてくる。経営者、官僚、検察の独善、政治家、マスコミの低レベル化もひどいが、医学の関係者も同じ穴のむじななのか。様々な分野で社会の中枢を担う社会人の体たらくは、日本の衰退を象徴している。数十年前の実績に与えられたノーベル賞に浮かれているときではない。一体、誰が何が日本を救えるのだろう?

生ごみ処理ビデオ

2010-12-12 (日)

9日10時から、中沼の生ごみ堆肥化の実践をされている家庭で、札幌市が制作するビデオの収録があり、技術指導役として参加。生ごみは一晩水分を飛ばしてから密閉容器に入れるというだけではなく、お茶がら、みかんの皮、バナナの皮、卵の殻は小さく刻んで乾燥させておき、生ごみ処理時の水分調節材として活用していた。お茶がらは、そのまま入れると水分過多にして容器内の状態を悪くしてしまうので、乾燥させて水分を吸収させる側にすることは、ベストの処理の仕方。さらにみかんの皮は、畑に返すとねぎ類のかび病予防に対し効果があるので、あらかじめ混ぜ込み処理することで耐病効果も上がり、卵の殻は細かくしておくことで容器内の酸性状態に長く多くの面積が触れることで、カルシウウム分が畑の中で溶け出しやすくなる。様々なものを細かくして乾燥させておくことで、長い期間の容器内の処理が可能になり、臭いも出にくくなる。そして、、微生物の活動が長期になることで、様々な酵素・ビタミンなどが生産され、微生物数も増え、まさに、微生物活性値の高いアミノ酸堆肥が出来上がり、このような堆肥を施用すると、多少の物理性の悪さは克服され、健康元気野菜の収穫が可能になるのである。
教訓:良質堆肥はこまめな処理から
茶がら、みかん、バナナ、卵の殻  ハサミより包丁切断のほうが楽
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pops主催忘年会

2010-12-05 (日)

Power of people, studentsの略でPOPS。北大の学生を主体にした環境を考える集まりで、昨年の生ごみ講習会に呼ばれたのが、きっかけで、ことしも有機農産物、ウチダザリガニに関しての集まりに参加したこともあり、4日、夕方札幌での忘年会に参加。見知った顔は十人弱であったが、隣り合わせた三人との会話が進みあっという間の2時間でした。話を聞いてくれた三人に感謝。長沼のグリーンツーリズムに始まり、農業経営はどうあるべきか、人間の意識の本質の正体は?協力隊でモンゴルへ行きたいと言う子もいて、やはり、男より女のほうが活力に溢れている感を強くした。久しぶりの会話に、気持ちが安らぎました。ありがとうございました。

EMとはEffective Microorganismsの略語で、有用な微生物群という意味の造語です。 EMは自然界から採種し、抽出培養した複数の微生物資材で、琉球大学農学部の比嘉照夫名誉教授が開発しました。

〒061-1147
北広島市
里見町2丁目6番6
TEL:011-398-5817
FAX:011-398-5827

代表細川義治のプロフィール
2011年NPO法人
北海道EM普及協会 理事長
活動内容
・生ゴミ堆肥化の技術指導(札幌市の派遣講師事業)
・家庭菜園でのEM利用技術の普及
・授産者施設でのぼかし作りの指導
・小中学校の環境改善のためのEM利用の普及
・有機農産物の普及
趣味
・映画鑑賞
・1匹の愛猫との散歩