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2011-05月

EM活動 アースデイと国道12号線

2011-05-31 (火)

5月22日、「ひまわり」さんにご協力いただき3年目となる大通りでの出店。
たくさんの音楽家たちが集まり、楽しいイベントになりましたが、その分、生ごみ処理にはあまり関心を持つ方は少ないようで、来年の参加を思案中。
26日には、「サルビア会」のボランテイアグループと国道12号線の一部花壇の整備を兼ねて、EMボカシ、EM堆肥、EMとぎ汁発酵液を持参し、スコップで耕起。
昨年秋にすきこんだ花の茎などはほとんど分解されていて、土がサクサクしていた。
1時間半ほどで作業終了し、2週間後には花苗の定植とのこと。
EMが効いているところとそうでは無いところで花の違いが出るかお楽しみ。
      アースデイ             国道12号線
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活性液拡大器械 百倍利器

2011-05-31 (火)

就労支援センターの「ひまわり」さんが、共同募金の助成金を獲得して60万円の器械を購入しました。
江別市に借りた農地でブルーベリーの栽培も始まり、本格的な農業への取り組みが始まりました。
泥炭地のため排水性が悪く、春先に一部の素掘り側溝の掘削を終え、ベリーの定植。
残りを有機物とEM活性液のじゃぶじゃぶ投入で肥沃化を狙います。
これからの課題は、大型機械の購入です。
あらたなる補助金探しが必須です。

            百倍利器
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じゃがいも高畝式

2011-05-31 (火)

5月18日道新の記事、じゃがいもの新栽培法として「プレリッジ栽培」が紹介されていた。
オランダで行われている栽培法で、畝幅75cm、高さ30cmに全粒の種イモを15cmの深さに埋める方法。
地温が安定し、排水性も優れるということで、わが菜園でも試験的に三畝で実施。
隣は平場に植え付け、比較してみる。
敷料に使用した堆肥を購入したので、畝間にそれを投入。
はたしてどうなりますやら。
作りすぎたキャベツとタマネギの苗はなんとか根付いてくれたようで一安心。
しかしながら、寒くなるときに結球するキャベツが夏場に向けてどうなるものやら少々不安なり。
ほぼ、全面に表面施用した敷料堆肥で除草手間は減るのか?

   じゃがいも畝の様子(右側3列が新方式)
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菜園始まり

2011-05-18 (水)

連休中は水気が多く何もできず、その後の雨で畑の水分は抜けきれず、なんとか12日の早朝と15日の日曜日に苗の定植。
12日は作りすぎたキャベツの苗とタマネギ3分の1を定植。
15日にはタマネギ3分の1と長ネギ200本を定植。
そして、新たな試みとして、ボカシを地表面散布した後に堆肥施用。除草対策として効果が出るかお楽しみ。
地温が上がりきっていないようだが、昼から日差しが強くなっていたので良しと考えよう。
しかし、土の状態を考えると、じゃがいもの定植はまだまだ先になってしまうのだろうか。
1時間ほど作業すると腰がしびれてくるのは、やはり、年のせいか。
昨年は低温で雪解けが遅く、その分地温が上がらず、ひどい部分はぐちゃぐちゃ状態であったが、今年もおかしな天候で先が思いやられる。

        ボカシと堆肥の施用全景
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      ボカシ散布              堆肥散布
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北都小2年生

2011-05-18 (水)

先日、学校を訪れ、2年生80人ほどに給食残飯の有効活用法として、学校菜園の土に混ぜ込むことを実地指導してきた。
一昨年までは、別の学校の6年生を対象に行ってきたが、担任の先生の転校に伴い、あらためてスタート。
お腹の中にも微生物がたくさんいて、食べ物を分解してくれていることを話したが、理解してくれたかどうかはさておいて、残飯をすき込む作業になると、子供たちの目が輝きだした。「やりたい人」と手を上げると、「ハーイ」と元気よくみんなの手が上がった。
二人ずつ指名して作業させるもみんな近くに寄ってきて、「次は僕」と迫ってくる。
米ぬかの袋に手を入れて「気持ちいいー」と言っている子もいて、元気いっぱい。
予算がないので、大量にある米ぬかを利用して生ごみを分解させる予定であるが、発酵していないことからくる分解速度の違いを、米のとぎ汁発酵液でカバーする予定。
2坪ほどのスペースなので、処理する期間も限られるが、順次、空き地を畑地化させていくつもり。
それにしても、低学年の子供達のほうが、生ごみに対する嫌悪感が少なくて、うまくいきそうな予感。
こまめに立ち寄って美味しい野菜を作らなければならない。
ボカシ作りにもチャレンジさせたいと考えている。
        初めて見ましたモミジの花
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自然エネルギーの真実

2011-05-06 (金)

4月30日、エルプラザで催された「はんかく祭」に参加。
震災前に企画されたこの催しは、250名ほどで満員になる会場を、400名以上が埋め尽くし、入場制限まで行っていた。飯田氏の話をまとめると以下のようになる。

*東京電力の夏場の電力不足は、現状の節電・需給調整契約の分を考慮すると心配いらない。
*原発の安全に対する最低限の論理の破たん(安全基準と原子力損害賠償が無効であること)は、新増設の凍結、核燃料サイクルシステムの凍結、安全基準と補償枠組み、既設炉の総点検に直結する。
*化石燃料は高騰を続ける
*この数十年の間に、原発を廃炉にし、この数年で倍増している分散型自然エネルギーを活用する。
*原発の安全性を追求していくと、フィンランドのオルキオト3号機のような初期投資分だけで14円/kw時の単価になる。(ちなみに日本での原発発電原価は5円程度で最も安いと公表されているが、設置許可申請書には1995年以降だと10~20円と記載されているのが真実。開発費用、最終処分費用などは含まれておらず)
*世界の原発の平均寿命は22年
*自然エネルギーの発電原価は、現状では10円~60円と高いが、技術革新や大量普及によるコストダウンが見込める。(地域の雇用、経済の活性化も見込める)
*自然エネルギーへの投資額はこの10年で2兆円から10倍の20兆円まで増大し、将来的には500兆円規模まで増えると予測される。
*政策に伴う自然エネルギーへの上乗せは将来への大きな投資となり、未来の子供たちへの負担をなくす
*石油輸入をせずに、国内でエネルギー自給が可能になれば、国内にその分お金が回る。 

起きてはならない事故が起きても、まだ原発必要論が存在し、日本が進むべき道を誤らせる意見がある。
過剰優遇されてきた原発技術を手放し、自然エネルギーへの転換に向かうことが、今回の事故を無駄にしない唯一の道なのだと強く思う。
環境省が出している日本の自然エネルギー可能容量は、国内の電力量には十分過ぎると言うのであるから。
今回の事故の真実と、これからのエネルギー政策について、の話を聴き、少しは胸のつかえを取り除けた。
P.S. 学校における20mシーベルトという、厚労省の許容限度量の数値の引き上げに関しては、大きな疑問符が付くものである。福島県の空気中の放射線量測定値を見ると、1,7マイクロシーベルトとなっており、一日で約40マイクロシーベルト、ひと月で1200マイクロシーベルト、すなわち、1,2ミリシーベルトとなる。1年間で14ミリシーベルト、この値は放射性物質を扱う作業員の方たちの年間基準に近い値で、空気、食物からの体内被曝を考えると、子供にとっては大きな影響が出る可能性が高いと考えられ、閾値(しきいち)説を唱える学者は微量放射性物質は危険性はゼロと言うが、最近の国際的な流れは、線量と人体影響は比例するという説が主流らしい。ちなみに1ミリシーベルトで1000人に1人、10ミリシーベルトで1000人に10人の割合でガンの発生が考えられるとのこと。集団避難をさせないがための基準値の引き上げならば、管内閣は即刻の退陣をと言いたくなる。
  サングイナリアカナデンシス     エゾノリュウキンカ          
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EMとはEffective Microorganismsの略語で、有用な微生物群という意味の造語です。 EMは自然界から採種し、抽出培養した複数の微生物資材で、琉球大学農学部の比嘉照夫名誉教授が開発しました。

〒061-1147
北広島市
里見町2丁目6番6
TEL:011-398-5817
FAX:011-398-5827

代表細川義治のプロフィール
2011年NPO法人
北海道EM普及協会 理事長
活動内容
・生ゴミ堆肥化の技術指導(札幌市の派遣講師事業)
・家庭菜園でのEM利用技術の普及
・授産者施設でのぼかし作りの指導
・小中学校の環境改善のためのEM利用の普及
・有機農産物の普及
趣味
・映画鑑賞
・1匹の愛猫との散歩