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2016-03月

江別市女性団体協議会

2016-03-18 (金)

3月17日、江別市女性協主催の密閉式容器堆肥化講習会に参加しました。
ハビタットのっぽろの蛯名氏が容器や堆肥化方法の説明の後、ボカシの活用範囲の広さとその成果ついて話しました。
できる野菜の素晴らしさを見ていただき、納得してもらえたと思います。
ただし、ボカシの価格の問題がありますが、市販のものに比べて半分以下であり、畑の土が毎年良くなっていくことを考えると、有効なお金の使い方だと思います。
帰り際に、10坪でいくら位必要ですか、と聞かれたときに、肥料として使うのであれば、ボカシ10キロ(3300円)と答えましたが、生ごみや雑草などをたくさん入れれば、半分の量で済みます。
いかに、自分で、身近な有機物を使って良い堆肥を作り出すかが、限界突破を経験できるかどうかの分かれ道になります。
そして、最後に、お昼用のサンドイッチと、堆肥化セット一式を分けていただき、17日18時から投入開始。
最初に水分の補給もせず、生ごみにボカシをまぶしてから混ぜ込むだけで、19日の朝6時の36時間後には36度まで温度上昇。
EMがきっちりと生ごみの分解を始めているようです。
4月いっぱいまで生ごみ投入し、プランターでミニトマトを育ててみましょう。
ボカシを混ぜながら、余り撹拌もせず、栄養価を残したままの、特殊段ボール処理法の開始です。
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EM全国大会in広島

2016-03-18 (金)

3月12日、広島市に行ってきました。
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新大阪から新幹線のぞみで1時間10分。
初めての広島訪問であったので、まずは、原爆ドームへ直行。
暖かい日差しの中、路面電車で25分、70年を過ぎて補強工事がされているようで、足場が組まれていたが、その威容を写真に収める。
ここを中心として、原爆がさく裂したことを思うと、都会として再生していることに違和感覚えずにいられなかった。
一瞬にして死の街になった三陸の街々で、津波被害を後世に伝えるために残すことが議論されている建築物についても、遺構として残すべきだとふと思った。
昼食をとる暇もなく、会場へ向かう。
太鼓、挨拶が終わり、最初の発表者にぎりぎり間に合った。
私と同じころの1993年にEMと関わり始めた方は、農業の実践から漁業の環境再生NPO、そして、福祉関係まで多岐にわたり活躍されていた。
EM自然農法を基とした自然循環型地域社会の構築の輪が広がって、大きく回り始めていた。
二人目は、倉敷市と合併した旧船穂町長。
町長在任時は、EMを活用した環境改善を条例化し、いくつかの訴訟も起こされ、すべて勝訴した経験を持ち、現在は、終末処理場への実用化、各種団体との環境改善事業、汚泥ケーキの堆肥化事業など、こちらも新たな社会構築に向けての活動をされていた。
次の社会福祉法人は、1996年の生ごみリサイクルのボカシ作りから始まり、採卵養鶏、鶏糞堆肥を活用した野菜作り、2013年からは乗馬施設を買い取りし、広大な施設の運営管理までも行っていて、勿論、馬は落ち着き、臭いのない清潔なきゅう舎に、お客さんたちが大変喜んでいるとのこと。
そして、何よりも嬉しいことは、働いている方々がEMの仕事に携わることで、いきいきと活躍し、地域のお役に立てたことだということでした。
山口県東部に位置する周防大島は、漁業の町であったが、水揚げも組合員も30年で3分の1になり、衰退は顕著であったが、1998年から、EM活性液の投入を個人で開始し、数百万円だったイリコ取扱高は3年で1億円を超え、しかし、その結果に対して、行政もほかの漁師たちもEMを認めようとしないことに驚きも感じたが、見返りを求めていた自分に気づいたという。
己を戒め、それからは、無無理をせず楽しく出来るくらいのことをするよう心掛け、活動を続け、2014年からは、水産庁補助金事業として百万円強の予算もつけられ、鉄粉入り米ぬか発酵資材の投入により、植物性プランクトンが数倍増の推移をしている。
最近、Iターン、Uターンで若者が居住し始め、将来、この島を「有機の島」を目指して「周防大島を有機の島にする会」を立ち上げ、理想の島に定住しやすくするための支援も活動も行う。
最後に、養豚業者の発表。産、官、学の連携により、EMと黒麹、ミネラル液を使って、液体飼料を製造し、良質な豚肉を生産している。
必須脂肪酸が通常の2倍含まれる、健康な豚肉が生産されていて、その豚糞堆肥も抗酸化力の強いものとなっている。
無臭、発芽率100%、CO2を大量に発生する、ただし酸素消費量は少ない、参加還元電位が低い、ということで、山の土に近い腐植化が進んだ堆肥が作られているとのこと。
この堆肥を使った作物は非常に高品質で喜ばれていて、本年度からは子供たちの給食にも供給されるようになってきて、すべての学校に供給できる体制作りが求められている。
すべての発表者が、着実にEMの輪を拡大していっていることを、みならわなければならないと思った。
アットホームな雰囲気の中、600人規模の会場で開催された広島大会を参考にして、来年のU―ネットとの共催大会も同じような感じでいいかなと考えた。
翌日は、佐世保市を中心に関東まで広がってきている、生ごみ堆肥化から食育の大切さを考えさせてくれる「大地といのちの会」の女性の講演があり、改めて、今の子供たちの食環境の悪さとイリコの粉末1グラムの摂取などで、正常体温が保たれることの不思議さを感じた
。低体温の子供が多いことも大人の責任であるし、大人ももう少し健康に良い単純な知識を大切に、昔ながらの日本食の良さを見直していかなければならないと思いました。

米国大統領

2016-03-18 (金)

米国大統領の候補者選びが、思わぬ展開を見せている。
泡沫候補と言われていた共和党のトランプ氏が勝ち抜く可能性が高くなり、党が2分されかねない状況になってきている。
自己中心的な発言の多い彼を支持する人たちのすさんだ心情は、決して容認されるべきものではない。
アメリカが病んできている証とも考えられる。
かたや、民主党は社会主義者と自称するサンダース氏が善戦。
アメリカが壊れてきている。
いずれにしても、これから先、アメリカはどのような大統領が出現してくるのか予測がつかないと考え、対米追従の日本の基本姿勢を考え直し、最大国益である平和維持のために何をなすべきなのかを、真剣に様々な観点から考えて欲しいものである。
防衛費の増大は、決して、抑止力にもならないし、国民の幸福にもつながらないことは、多くの識者が語っている。
今までの実績ある武力に頼らない自衛隊の援助と、民間ボランテイアによる様々な支援に予算を付けることのほうが、平和を構築できるのではないか。
お互いの信頼関係を深めていけば、確実に未来につながるはずである。

アクリルアミド

2016-03-18 (金)

毎日新聞2016年2月1日
「今回の調査でも、人への健康影響は明確ではないとの結論になったが、動物実験でがんが認められた最少量と日本人の平均推定摂取量が比較的近いことから、「懸念がないとはいえない」との評価になった。」

野菜を120度以上で調理することで、野菜に含まれるアスパラギン酸と糖が反応して、発がん性物質が生成されるという。
フライドポテトを大量に食べるドイツでは、アスパラギン酸が少ない品種を使用しているらしい。
油での調理は、脂の摂取のみならず、有害成分までも作り出しているということで、やはり、昔の日本食にならい、煮物中心にしたほうがよろしいようです。

フライドポテト、モヤシ、キャベツ、タマネギなどの高温調理(油炒め)などで摂取してしまうようです。
アクリルアミド図

EMとはEffective Microorganismsの略語で、有用な微生物群という意味の造語です。 EMは自然界から採種し、抽出培養した複数の微生物資材で、琉球大学農学部の比嘉照夫名誉教授が開発しました。

〒061-1147
北広島市
里見町2丁目6番6
TEL:011-398-5817
FAX:011-398-5827

代表細川義治のプロフィール
2011年NPO法人
北海道EM普及協会 理事長
活動内容
・生ゴミ堆肥化の技術指導(札幌市の派遣講師事業)
・家庭菜園でのEM利用技術の普及
・授産者施設でのぼかし作りの指導
・小中学校の環境改善のためのEM利用の普及
・有機農産物の普及
趣味
・映画鑑賞
・1匹の愛猫との散歩