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2010-05月

定植

2010-05-30 (日)

昨朝5℃、今朝3.5℃。放射冷却現象で寒い朝が続く。地温は7℃あったが、野菜苗の定植の目安となる最低気温10℃になるのは、6月に入ってからと予想されている。昨年は5月15,16日に0℃前後を記録し、農業被害も出たが、冷夏が予想されている今年、スタートの低温も農業には厳しい年となりそうである。しかし、EM歴20年近くになる苫前町の酪農家の方は「天候が不順なほどEMの効果がはっきり出るからいいんだ」とのたまう。EM-3の光合成細菌の出番だそうである。こちらも頑張らねば。余談であるが、猫との散歩時に時々立ち話をするM新聞の配達員いわく「去年よりずっと寒くてバイクでの配達にはコタエル」。こちらも朝はいまだに冬の厚手のジャンパーを着込んでいるが、彼はまだ真冬と同じ防寒装備で走り回っている。

アレキサンダーテクニック

2010-05-24 (月)

22日、ワークショップに参加した。頭蓋骨はその重心を通る部分で支えられておらず、平衡を取るために後頭部を引っ張る筋肉が不随意筋であることや、股関節部分に上半身が乗っかっていることなど、人体の構造の不思議さを知らされた。そして、意識が身体の不調をもたらし、身体に残る記憶が影響を与えることなど、一般常識とは違う話も出てきた。アレキサンダーテクニックは、しないこと、考えないことと言い、「無意識による意識の開放」が緊張を和らげ、健全な心身を導き出すようであるが、これは、理屈で理解しても無理な「悟り」の境地に達することに類似し、やはりそうなると、移ろい行く自然の中で修行のような体感で得られる感覚なのかもしれないと考えた。動的な疲労からくる筋肉痛などは安静で治まることは理解できる。心労から来る疲労は、気持ちの持ち方でなんとかなりそう。しかし、感情が作用するという不随意筋による不調や遺伝子情報から来る病はどうなるであろうか、と考えたとき、「進化論」が思い出された。微生物を含むすべての生物に、それぞれの違いがあることの不思議さは、神のような存在が前提でなければ、納得しにくいものであったが、「気」や「感情」や「記憶」が素粒子のような存在としての科学的存在を仮定するならば、進化も肯定できる。遺伝子にテレパシー能力があり、他者が感覚で捉えたものを感受し伝達していければ、「擬態」などもあながち不可能ではないということになる。生まれ変わりや前世の記憶も説明がつくというものだ。師いわく、「頭蓋骨は常に不安定な状態にある」。つまり、いつでも亜健康ということである。仙人のように悟りを開いて、いつでも健康などと考えずに、日常的に心身のバランスに目を向けることが心身の振り子の幅を最小限にし、健康を維持する最善策と言えるのかもしれない。

アースデイ大通り

2010-05-24 (月)

23日、昨年に引き続き、「わーく・ひまわり」さんと大通りのイベントに参加。準備開始時間が西の里からの早朝のバスでは間に合わないため、取り敢えず車で大通りまで出なければならず、何となく環境負荷が大きいことに反省。昨年に比べると快晴で暖かく人通りも多かったのだが、事務局の方いわく「売り上げは減」とのことで、不景気感がここまで及んでいるのかと心配になった。テレビ塔に近いせいか、観光客も多く、札幌市の助成対象となっている「生ごみ堆肥化セット」500円を見て、「持って帰りたい」と言う神奈川県や埼玉県の方もいた。フランス人の方もブースに来て「ボカシ」を日本から取り寄せたことがあると言っていて驚き。フランス語で説明しようとしたが、発酵などのEMに関する単語が自分の頭の辞書にはないことに気づき、20年以上昔にモロッコにいたのだが、フランス語は忘れてしまった、と言い訳するしかなかった。その後には、高専の先輩でもあり協力隊の先輩でもある方が来られ、釣り好きが高じて、とうとう北海道に移住してきたと言う。こういう相手にはついつい有機農業に対して熱が入ってしまう。平にご容赦願いまする。
          にぎわう大通公園
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     事務所前の白いスミレ       4年目のチューリップ
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アース・ビジョン地球環境映像祭

2010-05-17 (月)

16日、自然を対象として撮られた映像祭を見に行った。人間と虎の共存を考えさせるインドの「トラ」、奇妙な生態を映し出すドイツの短編「タツノオトシゴ」、生息環境の危機を訴える台湾の短編「プラステイックのヤドカリ」の3本。生物多様性が言われて久しいが、開発行為を止める手立ては簡単に見つかるものでもない。衣食足りた先進国の環境保護意識を、途上国において展開することの難しさを感じると、虚無感さえも感じてしまう。午後からの映像も興味あるものがあったが断念して会場を後にして、中島公園で昼食をとり園芸市を見て回るも、なぜか心は落ち込んだままで、政策提言を行う「市民キャビネット」の集まりに参加。参議院議員の小川勝也氏が出席するとのことで、憂さ晴らしが出来るかと思いきや、氏は名刺交換のあと言い訳めいた説明をして、15分ほどで退場。出席者15人ほどの集まりでは魅力も感じないのは当然かもしれないが、「市民キャビネット」の実態が良く理解できず、組織のありように疑問を感じた。運営委員が選択したものを、会員すべての賛同なしにその数を背景に提言することの危険性をはらんでいるように感じたのである。参加者はNPOに関わる人たちで、それぞれに一生懸命活動されておられるようで、そこの部分には敬意を表したいと思った。なんとなく「徒労」で終わった日曜日であった。
      豊平館前の桜       近寄るとなかなかな西の里の山桜
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NPO法人北広島EM自給菜園の会

2010-05-11 (火)

5月8日、昨年発足の菜園の会の総会が開かれた。会員92人であるが参加者は40人を越えていて、市の環境部長、市議会議員数名など、北広島市初認定のNPO法人ということで、市も注目しているようである。善意で活動を続けることには限界があるので、会費や提供資材の価格を再考するなどの提案が出された。NPO法人は事務処理も一般の会社並みにしなければならないため、活動費を自治体から補助してもらうなどが必要になってくる。この数年のうちに、その方向性を確立していかなければならない。なにせ、理事の最も若い人で64歳なのだから。
            総会の様子
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コンポスト

2010-05-11 (火)

昨年は、水分過多で悪臭とハエの呼び寄せをしてしまったコンポストも、今年はそれほどの臭いも無く、それでもやはり水分は多く、即刻、土と混ぜ込む。一部、畑にも持っていったが、今朝、見てみると掘り返されていた。きつねの仕業か?必ず掘り返される。畑に入れる前にひと手間かけて分解させれば良いのだが、まだ、苗も植わっていないのこともあり、自分を納得させる。ミニトマト、ズッキーニ、レモンバジル、キュウリの苗はまずまず順調に育っているが、やはり、少々もやしっ子。日光が欲しい。
     コンポストの中身       白いのはボカシから発生した菌糸
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家庭菜園その1

2010-05-09 (日)

国道沿いの市民農園に30坪の区画を借りて5年ほどになるだろうか。堆肥を入れ始めてから、土壌の質の変化が大きくなってきた。昨年、もっとも驚いたのは、朝、畑の状態を見ていると、ピュウと土の中から飛び出してきたのは、なんとミミズ。ナナツボシのテントウムシや蛙も見てはいたが、ミミズのジャンプには本当に驚き、そして、土の粒子のふかふかさを実感したのである。さて、今年はというと、2日にタマネギを定植。春が遅かったせいで、まだ水気が多く他の作業はできず。連休後の雨でますます悪い条件となっているが、なんとか苗は根を張ってくれているようで一安心。昨年「わーく・ひまわり」さんが作った一個500gのタマネギを目標に、頑張ってみましょう。
         ボカシ散布後の畑
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EMとはEffective Microorganismsの略語で、有用な微生物群という意味の造語です。 EMは自然界から採種し、抽出培養した複数の微生物資材で、琉球大学農学部の比嘉照夫名誉教授が開発しました。

〒061-1147
北広島市
里見町2丁目6番6
TEL:011-398-5817
FAX:011-398-5827

代表細川義治のプロフィール
2011年NPO法人
北海道EM普及協会 理事長
活動内容
・生ゴミ堆肥化の技術指導(札幌市の派遣講師事業)
・家庭菜園でのEM利用技術の普及
・授産者施設でのぼかし作りの指導
・小中学校の環境改善のためのEM利用の普及
・有機農産物の普及
趣味
・映画鑑賞
・1匹の愛猫との散歩