Home > 過去ログ > 2020-01月

2020-01月

十二国記 小野不由美著

2020-01-26 (日)

文庫本15冊からなる総頁数5600頁を超えるファンタジー小説。
異界を舞台に様々な国の王にまつわるストーリーが展開される。
時には、日本の現代や戦国時代を交錯させ、不老不死、半獣、妖魔、天界など、既成概念を大きく逸脱した世界を作り出している。
しかし、その構成は実に緻密で、自然の事象や建築物の描写、登場人物の心象風景も細密過ぎるほどに描かれ、また、そのストーリー展開の速さもあり一気に読ませる。
国を治める王の資質とは何か、使える家臣とは、幸せとは?若年層向けに出版されたものではあるが、あらゆる年代に刺激を与えてくれる良書と感じた。

トランプ大統領

2020-01-08 (水)

米国によるイラン革命防衛隊司令官の殺害がもたらすものは、中東の不安定化、大規模にはならないまでも、地域的な米中ソの介入による泥沼的な軍事衝突、より広範な地域でのテロの増大などが考えられ、このことは、東京五輪にも影響を与えるであろうし、日本国内も安穏としてはいられなくなる。
そして、複雑なパズル的な世界情勢を政治力に欠ける単視眼しか持たないトランプ大統領は、北朝鮮問題への波及を考慮出来ていないことは明確だ。
最大の軍事力を持つ米国の好き勝手な殺害行動を阻止できるのは、米国まで射程に入る核ミサイルの保持が必須であることを今更ながらに確認させることになってしまったのだから。
北朝鮮の核放棄、長距離ミサイルの更なる開発を防ぐ手段は皆無となってしまった。

日本の未来

2020-01-03 (金)

新しい年が、十二支の始まりを良い機会として、新たな日本を作り出すために、少子化対策としての非正規雇用対策、安全保障、温暖化、雇用対策としても有効な再生エネルギーによるエネルギー自給、自由貿易とは名ばかりの農家泣かせの貿易協定の見直し、国土強靭化という予算度外視の無駄使い公共工事の見直し、何と言っても一番の無駄の、防衛費の見直しで、内需拡大を目指すべきである。
今一度、「幸福」について日本国民が明確に熟考し、頻発する自然災害への対応なども考え直さざるを得ない時代になっている。
アイヌの人たちのような、自然のすべてに神を感じ、感謝し、納得のいくまで話し合いを続けられるような相手への尊敬の気持ちを持てる国民が増えることで、「美しい日本」にたどり着く。
国益に繋がる利己主義は、戦争への道へ繋がっていくことを肝に銘じたい。

辺野古

2020-01-03 (金)

内政に関しても、政官の癒着は日本の衰退を象徴しているかのようで、人口減にも拍車がかかり、若者にとって希望の無い現在・未来の閉そく感が漂っている。
沖縄の辺野古移転工事に関しては、軟弱地盤の改良のために沖縄県試算で1兆2千億円が必要で、工期も12年と発表され、県民の反対医師が鮮明なのにも関わらず、工事を中断する気配は見えない。
そもそも、この移転に関しても20年以上前の議論で、当初は移転先の期限付きの使用とされていたことと併せ、また、軍事技術の進歩を顧みない無駄な移転工事という疑問も出ている。
さらに、条件を満たさない細かい搬入土砂のフェンス外への流出による海洋汚染は、絶滅危惧種のジュゴンの生息域の減少、サンゴ礁の消滅など、沖縄の自然破壊を進め、何よりも、沖縄県民の心を踏みにじっていることに気付くべきである。
いつまで沖縄を犠牲にし続けるのか。
民意を汲み取らない政治は、民主国家とはかけ離れた独裁国家である。
 

イージスアショアと北朝鮮

2020-01-03 (金)

山口県と秋田県に配置予定されているイージスアショアは、両県共に反対運動が起きている。
電磁波による健康被害のおそれ、攻撃対象になるおそれなどが原因のようだが、そもそも、1兆円を超す予算を使う価値があるのか、と問題提起する自衛隊の元武器学校長が「報道特集」で、低弾道弾は防げない、と語っていた。
韓国と同レベルで、多数のミサイルを一時に日本全国の主要都市に発射されれば、日本は壊滅状態になることは確実なのだ。
トランプ大統領が北朝鮮との対話外交へと方針転換する中、安倍政権は制裁外交から一転、対話外交を持ち出してはみたものの、全く相手にされないまま年を越した。
北朝鮮にとって、数千キロ離れた道東沖海域にミサイルを落とすだけで、大げさに警報を出す政治、出された警報に怯える日本国民は、北朝鮮にとって、交渉価値のない存在でしかない。
拉致被害者の救済に関しても、表向きは懸命に働きかけている発言の繰り返しで、入手した情報でさえも公表していなかった報道もあり、口先だけの外交はその実態を見透かされつつある。
COP25で小泉環境相は、セクシー発言で中身の無さをさらけ出し、中身のないスピーチを拒否された安倍首相と合わせ、日本には石炭火力を推進する愚か者として「化石賞」が送られ、今や、経済、環境、人権すべてにおいて三流国となった現実を認識しなければならない。
 

EMとはEffective Microorganismsの略語で、有用な微生物群という意味の造語です。 EMは自然界から採種し、抽出培養した複数の微生物資材で、琉球大学農学部の比嘉照夫名誉教授が開発しました。

〒061-1147
北広島市
里見町2丁目6番6
TEL:011-398-5817
FAX:011-398-5827

代表細川義治のプロフィール
2011年NPO法人
北海道EM普及協会 理事長
活動内容
・生ゴミ堆肥化の技術指導(札幌市の派遣講師事業)
・家庭菜園でのEM利用技術の普及
・授産者施設でのぼかし作りの指導
・小中学校の環境改善のためのEM利用の普及
・有機農産物の普及
趣味
・映画鑑賞
・1匹の愛猫との散歩