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2018-02月
映画「TOMORROW パーマネントライフを探して」
2018-02-14 (水)
2月12日ちえりあにて鑑賞。
未来へ続くライフスタイルを探るために、様々な分野の新しい活動、生活を訪問したフランス人ジャーナリストの旅を収めた2015年制作のドキュメンタリー映画。
自前のエネルギーのみならず、インクは生分解性を考慮した水溶性のもの、廃棄紙もリサイクル、雨水の活用など、環境に負荷を一切かけない100人を越す従業員を抱える封筒製作会社。
200万人を越えていた人口が70万人にまで減ったことで、空き地が増え、そこを都市型有機農業菜園として活用し始めたアメリカのデトロイト。
広大な面積での単一作物の生産よりも、多品種共生栽培の生産性と持続可能性の高さを主張する農業者。
様々な人種がいる教室で、子供たちを縛らず自由な状態で勉強させ、「試験をすることよりも教える時間を大切にして、学び方を教える」と答える、教育水準が最も高いと言われるフインランドの教育者。
グローバル企業よりも地域の経済活性化のために、地域通貨の流通を広げる英国の地方都市。
水力と地熱エネルギー発電システムで100%のエネルギー自立を目指すアイスランド。
どの活動も、市民の自立した思考の中から具体化したもので、官頼みの日本とは天と地ほどもかけ離れたものに思われた。
山本太郎議員の国会質問の中で明らかにされた5年前との貯蓄比較では若年ほど減っているというのに、最近の調査では、若者ほど安倍支持率が高いという不思議。
そして、少数を尊重するべきはずの民主主義さえもおぼつかない日本の政治が、近い将来、日本を沈没させてしまうことに気付かなければならない。
攻撃を仕掛ければ破滅が待つ北朝鮮の政治体制よりも恐ろしいのは、防衛費を増大させながら、国民の生活を顧みず、10年先さえも考えない安倍政治である。