第九条
2023-04-19 (水)
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
「近隣国の有事があれば、敵基地攻撃も考えられる」
米国の古い武器を保有することで、抑止力となると考えているならば、全くのトンチンカンと言わざるを得ない。
九条に反することは勿論、もしも、攻撃してしまったなら、日本は国として成り立たなくなることも明白。
相手国は核兵器を用いなくても、各地の原発にミサイルを撃ち込むだけで、日本は壊滅状態。
食料、エネルギー、農業工業資材、すべてが枯渇し、自給できるのは唯一放射能に汚染された水だけ。
明治初期まで時代を遡り、国民の大多数が農業に携わり、粗食に耐えても国体を維持できないであろう。
小松左京ではないけれど、「日本沈没」である。
「反撃能力」イコール「使えぬ無駄な鉄くず」に過ぎないのだ。
勇ましい政治家たちは、国民を豊かにする政策よりも重くて振り回せない斧を保有することが重要のようで、仮定の話にはお答えしない、とおっしゃることは、先が見通せない、と言うのと同じ。
これからは、北朝鮮のミサイルや台湾有事、ロシアの侵略などの様々な恐怖におびえることなく、冷静な目でおかしな情報を視て行かなければならない。