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2009-12月

クリスマス

2009-12-26 (土)

23日、養護施設の天使の園からお招きを受け、聖劇から始まり、幼児さんの踊り、中高生のバンド演奏、ハンドベル、琴、よさこい踊り、演劇などが演じられ、楽しい時間を過ごさせていただいた。奥村組の頃は、仲間と夜の街へ繰り出していたが、今回、聖歌を聞いて思い出したのは、15年前のスリランカのクリスマスであった。様々な宗教が混在するスリランカでは、滞在先の方たちは仏教徒、タクシーや商人はイスラム教徒、漁師さんたちにはキリスト教徒が多く、その時は漁師さんたちの行事に参加させてもらったのである。雪などの無い、日中は30℃を越える最中の屋外での踊りと歌の意外と大規模なものであった。清楚の言葉が合う子供たちに、小学生の頃の憧れの子を連想したのを思い出す。本来は宗教行事である日に、何も考えずに大騒ぎする日本人を、外国人はどう見ているのだろう。ちなみに、モロッコでは、休みにもならない淋しいクリスマスと正月を一人で過ごした。

防波堤

2009-12-19 (土)

苫小牧沖の防波堤での事故に、20年ほど前、多摩川沖の工事予算が一千億円を超える大規模工事に従事していた頃を思い出した。東京湾の防波堤で3人で測量作業をしていると、波が荒れだし、急遽、本部から寄港の指示が出た。100万円以上する測量器材など捨ててきてもいいから、すぐに船に乗り移れと言われた。いつの間にか波は大きく荒れだしていて、少し離れて待機していた小型船も大きく上下していた。船は防波堤に近づくが、波に翻弄され近づいては波に持っていかれて離れるを繰り返す。近づいて来る、2度ほど上下して離れる。飛び移るタイミングが外れると海中に転落して死も考えられる状態であった。1,2,3と間合いを読みながら、次に行こうと決め、1,2,3で飛び込むつもりが急に足が止まった。船はそのときだけ一間合い早く岸を離れていた。何分の1秒かの間に何かが私を押さえたのだ。死を感じた瞬間であった。3人が無事に船に乗り移ったときは、心底安堵した。海の変化は急である。亡くなられた自衛隊員の方たちへの自己責任論的な報道がある中、小学生のお子さんや新婦さんたちのことを考えれば、心無い言葉を報道すべきではない。危険な場所として、立ち入り禁止としているならば、警報が出せるような設備などを設置するなどの対策を提示するような報道こそが望まれるものだ。

NPO法人 北海道EM普及協会

2009-12-13 (日)

厚別区に事務所を構える発足15年目となるNPO法人である。EM有機農産物などの普及を通して、循環型農業の推進、環境改善を図る目的で活動しているが、12日に農業指導の専門家を招き、家庭菜園の技術勉強会を開催した。国際協力事業団の専門家として中米にも技術指導の経験もあり、現在は「さとらんど」でも活躍されているので、具体的な事例を聞けた。
 アスパラは定植の前に深さ60cmほどまで掘り起こし、たっぷりの堆肥を入れることが必要。長取りの方法として話してくれたのは、6月末で収穫を一旦終了し、そのあと1株あたり5本ほどは成長させるが、それ以上に出てくるものは収穫する。5本は倒れやすくなるので両側にしっかりと棒を立て、紐を張って倒伏を防ぐ。5本は1.6m以上に伸びたら先端を刈り、10月までしっかりと光合成をしてもらい、根に糖分を蓄える働きをしてもらう。10月中旬までには刈り取る。
 その他の参考事例
・有機物の施用は1㎡当たり最大5kgまでとする。
・トマトの茎が男の手の親指以上の太さになったり、葉がくしゃくしゃに荒れているのは、肥料過多で病気になりやすい。
・栄養過多にしてしまった畑には、スイートコーン、長ネギ、葉物などが良い。
・ナスやキュウリの苗は高いが接木のものを選ぶと病気にかからず収穫も多い。
・水はけの良い畑では、畝を高く作ると水不足となり、毎日水遣りが必要になる。
・うどんこ病対策は農薬以外は無理(EM希釈液をこまめにかけてやると発生を抑えられる)
・アブラムシはデンプン粉末が殺虫剤としてあるが、こまめにかけることが必要。
 一番大事なのは近所の草などをすきこんで、腐食質を増やして土を良くする事とのことでした。
 

冬到来

2009-12-11 (金)

そろそろ本格的な寒さが来て欲しいと思っていたら、今朝の夜明け前の4時の気温はマイナス8℃でした。外に出た猫たちの帰りが早いはずです。高校の鉄製の柵も霜が張り付いていて、さすがに長い時間外には居られませんでした。てっぺんには北斗七星が綺麗に見えました。放射冷却減少のせいで、気温が下がったようです。窓の下の草たちもそろそろ今年の終わりのようで、また来春、元気に顔を見せてくれることを願うばかりです。生ゴミはもう少し山積みにした土に混ぜられそうです。
       少し緑の残る窓の下
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てふてふ

2009-12-06 (日)

はつてふく なに色と問とふ 黄とこたふ
中学校の教科書にあった句であるが、12月6日9時、新聞を読んでいると、何かが窓に向かって動いた。ガラスに張り付いていたのは、なんと蝶々。モンシロチョウだと思うが一体どこからやってきたのやら。今朝はいつもより高めの5℃の外気温ではあったが、猫に付いて来たわけでもなかろう。鉢物も少し置いてあるが青虫が食べられるようなやわらかい葉は無い。ましてや、これから必要になる花なども咲いていない。部屋に置いて餓死を迎えさせるか、今晩の寒さに凍え死ぬかの選択は、自由を与えることを根拠に窓から外へ出すことで、おのれから責任を回避させた。蝶々は寒空の中をひらひらと頼りなげに飛んでいった。
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三笠市 循環型農業の市民交流会

2009-12-06 (日)

12月5日、市民会館で比嘉先生出席の今年2度目の交流会が開かれた。三笠市をEMモデルタウンにする3年計画の1年目の体験発表と勉強会であったが、EM使用の農業者4人の今年の作柄はおおむね平年並みとの報告。また、あきらかに、他の水田より病気にかからなかったとの話も出た。今年の7月の天候不順を考慮すると良い出来であったと考えられる。しかしながら、皆さん、まだEMに対して半信半疑の感があり、「生き物を活用する」意識が起きていないこと、有機物の秋処理が最重要であることなどが徹底されておらず、来年の成果を多いに期待したい。
                  勉強会後の試食会     
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有機農産物 EM冬みかん

2009-12-04 (金)

みかんには、表年、裏年というものがあるそうで、作柄の良し悪しが1年ごとにくるようです。昨年が良くなかった分、今年は酸味のある味の濃いみかんが来ました。
「昔の味だ」「濃い」「酸っぱすぎる」などの声が上がりますが、酸味は少しずつ抜けていき、甘みの凝縮したみかんに変わっていきます。10kg1箱で4000円と市販のものと比べると値段は高めですし見掛けも良くありませんが、味が良いこと日持ちがすること、そして、何よりも無農薬無化成肥料の有機JASの商品であることは、健康のために地球のために良いものであるということです。頑張っている生産者を支えるためにも、出来るだけ良質のものを購入するようにしたいものです。来年2月初めののEM伊予柑まで、じっくりと味わいます。
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EMとはEffective Microorganismsの略語で、有用な微生物群という意味の造語です。 EMは自然界から採種し、抽出培養した複数の微生物資材で、琉球大学農学部の比嘉照夫名誉教授が開発しました。

〒061-1147
北広島市
里見町2丁目6番6
TEL:011-398-5817
FAX:011-398-5827

代表細川義治のプロフィール
2011年NPO法人
北海道EM普及協会 理事長
活動内容
・生ゴミ堆肥化の技術指導(札幌市の派遣講師事業)
・家庭菜園でのEM利用技術の普及
・授産者施設でのぼかし作りの指導
・小中学校の環境改善のためのEM利用の普及
・有機農産物の普及
趣味
・映画鑑賞
・1匹の愛猫との散歩