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2010-04月

キロンの受難

2010-04-30 (金)

4月14日朝、3匹の猫との朝の散歩のときに、なぜか、キロンだけが遅れて来る。頻繁に止まってはお尻の辺りをなめている。家に帰ってよく見てみると、ちょっとした傷のように見えたので、殺菌効果の高いEM-1を付けてやる。翌日、なめすぎて毛がかなり抜けて地肌が見え出してきた。これはいけないと思い、青年海外協力隊OBの動物病院へ連れていった。肛門嚢の内部で細菌による炎症を起こし、8cmほど膿が溜まっているとのことで、開いて膿を搾り出し、抗生物質と整腸剤、当然EM-XGOLDも飲ませ、患部にはEM-1を噴霧し、1週間で4cmほどになり12日目で4mmほどまで縮小し、2週間目でもう大丈夫であろうと判断し、患部をなめないように付けていたエリザベスカラーをはずした。苦労していた飲食も容易にできるようになり、狭いところの歩行も自由になり、嫌がる抗生物質の喉への押し込みも終わり、やっとひと安心ですが、非常に気疲れした2週間でありました。少し手遅れになると、脚の切断にもつながるとの大変な病気で、日頃から猫たちの行動に注意しなければと肝に銘じました。
  やっと慣れてきたエリザベスカラー        2週間目の回復
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野菜栽培講習会

2010-04-25 (日)

24日、江別市で開かれた講習会に参加。講師の方は、昨年、北海道EM普及協会で講師として話をしてくれた方との共著もあり、また、経歴も同じように、農業試験所のあとにJICAで海外への技術指導も経験されている方であった。テキストが手元にあったのであるが、話はあちこちに飛ぶものだから、少々、時間がかかった。しかしながら、さすがに、長年研究されてきた方が違うのは、細かな面白い実例が出てくることであった。それを列記してみよう。

・大根の種は冷蔵庫保管するとダメになる
・タマネギは5枚葉までに地温5℃を下がるとトウ立ちする
・レタス、大葉の種には覆土しない
・最近の生食も可能なトウキビは発芽率が非常に悪い
・苗の見方は花のつき方で見る
     トマトは6~7枚目で花がついているものは良
     ナスは10~11枚目が良
・ポット苗の定植時には、苗の土は押し付けないでポット周りを締める
  (ポットの土よりも畑の土の水分を多くすると根が良く伸びる)
・追肥について
  トマトは一番目の果実がピンポン玉ほどの大きさになったら追肥
  キュウリは成りだしてから20日ごとに追肥
   (追肥に関しては化成肥料使用の場合のようである)
・じゃがいもの種芋に関しては縦割りにし、30g以下は1個そのまま使う
 直射日光に当てると発芽する
   親からのストロー部(へその部分)の反対側の3分の1は芽数が多く95%の発芽率
   中央部分は40%、ストロー部は15%と少なくなる
・じゃがいもは発芽後2,3本に間引きする。多数出すと、光を求めて背丈だけが伸びる
・接木苗の定植時には、絶対に接いだ部分に土をかぶせないこと
  (土壌に存在する病原菌に侵されやすくなる)
・かぼちゃやズッキーニは、低温や虫が来ないと着果しない
・きゅうりの雌花、雄花は環境によって変化する
  気温15℃以下、水分が50%以下、窒素不足など、生育環境が悪いと雌花に変化する(芯を止めて、わき芽を伸ばすと雌花になりやすい)
・うどん粉病には液肥で追肥。寿命もある。

以上、色々な情報がありましたが、植物の不思議を感じました。EM農法にどう関連しているのかは。これからの体験から判断するしかないでしょう

アースウオーカー

2010-04-04 (日)

地球を歩く人、中渓宏一氏の講演会に参加。三菱商事を6年間で退社。転職後、3年9ヶ月の世界放浪の間に、南アフリカでアースウオーカー元祖のポール・コールマン氏と出会い、戦争の犠牲者の鎮魂のために、木を植えながら世界を徒歩で移動している行動に言い知れぬ共感を覚え、自らもアースウオーカーファミリーとして活動している39歳。長い時間歩き続けることは人間が持っている動物としての特性であるとのことで、自己満足の単独植樹ではなく、行き着く先々での小中学校や幼稚園での地元の住民や子供たちを巻き込んでの植樹が、自然へのやさしさの輪を広げているようであった。その後の管理が地元の方たちにより継続されていることは、環境を改善していく大きな核になり、未来に対する大きな行動となっているということである。4,50年前には、道内農家の方が旅行者を受け入れ、その善意に心動かされた若者が移住してきた時代があった。経済発展を遂げ、豊かになったはずの日本で、もっともっとアースウオーカーが増えて、活動できるようになることを願うばかりである。経済活動の面から考えると、徒歩と植樹という行動は何の意味もないように思えるが、心の豊かさを育てるという点では素晴らしい活動なのだから。

EMとはEffective Microorganismsの略語で、有用な微生物群という意味の造語です。 EMは自然界から採種し、抽出培養した複数の微生物資材で、琉球大学農学部の比嘉照夫名誉教授が開発しました。

〒061-1147
北広島市
里見町2丁目6番6
TEL:011-398-5817
FAX:011-398-5827

代表細川義治のプロフィール
2011年NPO法人
北海道EM普及協会 理事長
活動内容
・生ゴミ堆肥化の技術指導(札幌市の派遣講師事業)
・家庭菜園でのEM利用技術の普及
・授産者施設でのぼかし作りの指導
・小中学校の環境改善のためのEM利用の普及
・有機農産物の普及
趣味
・映画鑑賞
・1匹の愛猫との散歩