トランプ大統領
2020-01-08 (水)
米国によるイラン革命防衛隊司令官の殺害がもたらすものは、中東の不安定化、大規模にはならないまでも、地域的な米中ソの介入による泥沼的な軍事衝突、より広範な地域でのテロの増大などが考えられ、このことは、東京五輪にも影響を与えるであろうし、日本国内も安穏としてはいられなくなる。
そして、複雑なパズル的な世界情勢を政治力に欠ける単視眼しか持たないトランプ大統領は、北朝鮮問題への波及を考慮出来ていないことは明確だ。
最大の軍事力を持つ米国の好き勝手な殺害行動を阻止できるのは、米国まで射程に入る核ミサイルの保持が必須であることを今更ながらに確認させることになってしまったのだから。
北朝鮮の核放棄、長距離ミサイルの更なる開発を防ぐ手段は皆無となってしまった。