イージスアショアと北朝鮮
2020-01-03 (金)
山口県と秋田県に配置予定されているイージスアショアは、両県共に反対運動が起きている。
電磁波による健康被害のおそれ、攻撃対象になるおそれなどが原因のようだが、そもそも、1兆円を超す予算を使う価値があるのか、と問題提起する自衛隊の元武器学校長が「報道特集」で、低弾道弾は防げない、と語っていた。
韓国と同レベルで、多数のミサイルを一時に日本全国の主要都市に発射されれば、日本は壊滅状態になることは確実なのだ。
トランプ大統領が北朝鮮との対話外交へと方針転換する中、安倍政権は制裁外交から一転、対話外交を持ち出してはみたものの、全く相手にされないまま年を越した。
北朝鮮にとって、数千キロ離れた道東沖海域にミサイルを落とすだけで、大げさに警報を出す政治、出された警報に怯える日本国民は、北朝鮮にとって、交渉価値のない存在でしかない。
拉致被害者の救済に関しても、表向きは懸命に働きかけている発言の繰り返しで、入手した情報でさえも公表していなかった報道もあり、口先だけの外交はその実態を見透かされつつある。
COP25で小泉環境相は、セクシー発言で中身の無さをさらけ出し、中身のないスピーチを拒否された安倍首相と合わせ、日本には石炭火力を推進する愚か者として「化石賞」が送られ、今や、経済、環境、人権すべてにおいて三流国となった現実を認識しなければならない。