改憲による護憲
2018-01-06 (土)
立憲民主党の山尾志桜里議員が主導し、発表した改憲の中身は、安倍首相による違憲とされる「集団的自衛権」を現在の憲法では「解釈」で法律化され一部容認されてしまったことを踏まえ、憲法に集団的自衛権の放棄を明記することで、時の政権の暴走を阻止する目的とされる。
また、イギリスでは禁止された政権側に有利な首相の解散権の廃棄など、権力の暴走を止めるための憲法への改正とされる。
今までの絶対的な改正阻止だけを唱えることよりも、毎年、防衛予算増加を重ね、空母の保持や敵国攻撃ミサイル、そして、確率の低いとされる迎撃システムの購入など、安倍政権が何を目指しているのかを明確にしようとする改憲論議は評価されるべきと考える。
貴ノ岩の嘘から始まり、貴乃花の妄想、旧態依然の理事会、おかしな構成の評議員会など、それぞれの少しずつ選択を誤った日馬富士暴行事件に、多くの第三者たちが「推測」でしかない話を延々と時間を割くことよりも、すべてのマスコミは、今年の最大重要事案の「憲法」をより多く取り上げるべきであろう。