クジラ
2011-02-18 (金)
シー・シェパードの妨害行為を理由に調査捕鯨が打ち切られた。まだ、目標の2割程度の捕獲数ということであったが、昨年末のクジラ肉の在庫は過去最高であったこと、クジラ肉食文化を伝えるために学校への無償提供などの報道を合わせ考え、事業仕分けされるとすると、これ以上の在庫増は税金の無駄使いであり、妨害行為を渡りに船とばかりに帰国したのではと勘ぐりたくもなる。シー・シェパードの不当性を世論に訴え、国内の捕鯨反対勢力も抑えようという魂胆か。こちらにしてみれば、四十年以上前に給食で竜田揚げを食べた記憶があるくらいで、無性にクジラを食べたいとも思わない。時々店頭で見かけるが、それほどの量もなく高価で、税金を一切使わず、完全な商業ベースには乗らないのではと思う。ましてや、クジラ、と表示されていても、大型イルカであることもあり、伝統イルカ漁の継続地域の老人たちの毛髪の中の水銀量は高濃度だったことなど、大型生物を食することをマグロなども含めて考え直す時期に来ているのかもしれない。