日野原重明99歳の食
2011-02-17 (木)
聖路加国際病院理事長として、サリン事件の時に素晴らしい緊急対応を指揮したことでのテレビの報道が昨年ありましたが、今回、雑誌の対談では、今年100歳を迎える氏の長寿の秘訣を紹介しています。「生きがいを持つ」「おしゃれが脳に刺激」「足腰を鍛える」そして、「腹七分」として食生活について細かく説明されていたので食の要点をまとめてみました。基本的には基礎代謝にあった質と量を摂取することが大切です。
朝食 100%天然果汁のジュース+オリーブオイル小さじ一杯
牛乳、ミルクコーヒー(レシチン入り)、時々バナナ半分
解説 ジュースのポリフェノールはアルツハイマー病の発症率7割以上低下
オリーブオイルは血液中の悪玉コレステロールを減らし動脈硬化予防
(シワやシミがなくなった)
昼食は忙しいので牛乳とクッキー2,3枚
夕食は一時間半ほどかけてゆっくりと食べる
魚は毎日で肉は脂身のないヒレ肉100gを週に2回
サラダは毎晩大盛り
例 かに玉、生鮭の南蛮漬け、冷奴半分、グリーンサラダ、アサリのすまし汁、漬物、ご飯半膳
解説 食欲をコントロールする脳の満腹中枢には、胃から20分かけて指令が届く
良く噛むことで、歯茎を刺激すると脳が活性化
唾液に含まれる成長ホルモンが老化防止に役立つ
鮭のアスタキチンサンという天然色素は抗加齢に抜群の効果あり
ビタミンやEPA,DHAなどの栄養価も豊富
青魚はDHAが豊富でアルツハイマー病にも効果あり
体に必要なアミノ酸を取る為には肉も欠かせないが、脂身の飽和脂肪酸は避ける
飽和脂肪酸は血液ドロドロにし、心筋梗塞、脳梗塞を誘発
オリーブオイル、菜種油などは安心
緑黄色野菜には水溶性ビタアミンB群の一種「葉酸」が多い
「葉酸」は認知症、心筋梗塞、脳梗塞の予防に効果あり
米国では1998年からパンなどに「葉酸」の添加が義務つけられている
健康は生活から維持されます。責任を持って自己管理することが必要なのですね。