コロナ対策
2021-02-04 (木)
自民党本部の若い職員のコロナ陽性が判明した後、全職員のPCR検査実施、の報道に違和感を覚えて、石原伸晃議員が既往症も無い?のに即刻入院、と合わせて、上級国民、の批判がネットに飛び交ったが、格差ある対応よりも、より不思議なのは、身近に発生したコロナ感染に対しての動きが素晴らしいと思ったからだ。
若い職員は本部への出入りもしていなかったというのに、全員の検査を行っていることは、今までの、検査に対する消極性を覆していることになるのだから。
朝のモーニングショーのコメンテーター玉川氏は、昨年から何度も繰り返し「検査の拡充」を訴えている。早期発見で陽性者の動きを制御し、ウイルスの拡散を防ぐ、このことが感染の拡大を防ぐ最善手と言い続けてきたのに、政府は、患者が増え過ぎると医療体制が間に合わなくなる、という昨年の春先の理屈のままに年を越し、1年が経過しようとしているのだ。
経済対策も重要、ということは理解出来るが、患者数が高止まりのままで緊急事態宣言が継続される期間が長くなれば、生産を伴わないままに助成金だけが莫大に膨張し、それも政治家の利権として一部の業界だけを潤し、将来的には国の借金として結局はこれから税金として上乗せられて徴収されるのである。
検査費用が一人5000円なら国民すべてに検査をしても6000億円で済む。
経済対策として終わりの見えない数十兆円を出し続ける愚策と、先の見えないワクチン頼みの無策な行政に絶望感を感じるばかりだ。
ウイルスは変異し、ワクチンとの追いかけっこになる。将来に備えて、即刻、広域の検査体制の構築を目指すべきである。