EMクリーニング

EMクリーニング

2016-01-14 (木)

1月13日、EMクリーニングで、環境に優しく、お客様にも喜ばれている「ぴよちゃんクリーニング」の㈱エースランドリーさんにお邪魔しました。
2年前には普及協会として2回の見学機会がありながら、別な用事があり参加できませんでしたが、3度目の正直で、㈱EM生活さんの取材に同行させていただきました。
お孫さんの湿疹を何とかしたいという思いから、人にも環境にも優しいクリーニングをと心に思い続けていたことが、11年前の瀬戸内環境会議主催の会合へ参加するきっかけとなり、そこで、「EMクリーニング」の情報を得たことがEMとの出会いで、そこから、試行錯誤しながら、独自のEM活用法を開発し、職場環境の改善、作業効率の向上、仕上げの高品質化、取扱量の増加など、すべての面において素晴らしい成果を上げていました。          スチームボイラーへのEM活性液の混入により、工場内の空気は塵埃が舞うことなく、柔らかな殆どケミカルな臭いが感じられない環境でした。
石鹸などの使用量が減ったのはもちろんのこと、従業員の方々の手荒れも無くなり、以前は購入していたアロエ入りのクリームは必要なくなり、人前で荒れた手を差し出すときの恥ずかしさもなくなったそうです。   
漬け置き洗いでは、驚くほど汚れが早く浮いて、元の色が鮮やかに現れてくるし、汚れの落ちにくい洗濯物は、2度洗いが必要になるのですが、以前は1%ほどあったものが、現在は10分の1以下になり、仕上がり時に包むビニールも、静電気が発生しなくなったせいで、張り付きが無くなり、引き離そうとしてビニールが裂けてしまう事も無くなったと言われていました。
皮膚の弱いお客様にも好評を得るようになり、襟の部分の痒みを感じなくなったとか、血シミが無くなった、化学物質過敏症の方たちにも洗濯物を預けてもらえるようになったといいことづくめ。
過敏症の方たちの洗濯物に対しても、手間が増えても価格は変えないという考え方には頭が下がります。
ただ、一つよろしくないことが、と言われたのが、洋服への汚れが付きにくくなったせいか、1週間に一度出されていたものが、2週間に一度になったお客さんもいます、との笑い話も。
汚れを完璧に落とし、真っ白にするために、ケミカルなものを一切使用していない訳ではありませんが、EMを併用することで、有害成分を無害化することに成功しているようです。                 
さらに、靴やカバンの補修とクリーニングも手掛けておられるので、花川にある工房も見学させていただきました。
始めの工程はまず洗いなのですが、その時にEM活性液を使用することで、靴にしみ込んだ汗や皮脂などの汚れ成分を落とし、次の工程の色付けの際の作業にも良い影響を与えているようです。
ちなみに、色合わせは、女性のほうが男性よりも能力的にすぐれているとのことでした。男性にだけ色弱が現れるように、色を見分ける細胞は女性のほうが多いようです。
この日の見学で強く感じたことは、高い志を持って向き合い、苦労を厭わずに研究していけば、すべてに良い方向に向いていくということでした。
スーパーへの店舗展開も相手側からお声が掛かり、「楽天」を通した全国展開や、道内に一台しかないという帽子の成形機も揃え、これから、ますますの発展を望める体制を構築されていました。
菊池社長の高い環境意識が、会社をより良い状況へ導いているということを体感させていただきました。
誠にありがとうございました。

EMとはEffective Microorganismsの略語で、有用な微生物群という意味の造語です。 EMは自然界から採種し、抽出培養した複数の微生物資材で、琉球大学農学部の比嘉照夫名誉教授が開発しました。

〒061-1147
北広島市
里見町2丁目6番6
TEL:011-398-5817
FAX:011-398-5827

代表細川義治のプロフィール
2011年NPO法人
北海道EM普及協会 理事長
活動内容
・生ゴミ堆肥化の技術指導(札幌市の派遣講師事業)
・家庭菜園でのEM利用技術の普及
・授産者施設でのぼかし作りの指導
・小中学校の環境改善のためのEM利用の普及
・有機農産物の普及
趣味
・映画鑑賞
・1匹の愛猫との散歩