原発再稼働
2014-11-06 (木)
鹿児島県川内市の原発再稼働に向けて、県知事と宮沢経産大臣が会談、その時に大臣は「万が一事故が起こっても、国が関係法令に基づき、国が責任を持って対処する」と説明していた。
福島原発の現状を見れば、この発言の愚かしさは明らかである。
福島原発の汚染に対して、国の対策がどれほどの効果を上げていると考えているのか、被災者たちにお金をばらまけば責任を持って対処したことになるのか、会見の場で発言をただただパソコンに打ち込んでいる記者たちは、まともな質問を投げ掛けられないのであろうか。
放射性廃棄物の問題もあるが、それ以上に、万が一の事故で、どうにもならない被害が出る原発技術は、早々に廃棄しなければならない。
テレビ番組で阿川佐和子氏が聞いた話として、怒鳴ると泣き出す若い記者もいて、新聞社内で大きな声が無くなった旨を言っていた。
親にも先生からも怒られず育ってきた、いわゆる良い子の学力優秀な若者が記者になっているのであろうか。
そういえば、先日、20年間在籍したゼネコンの現役職員からも同じような話を聞いた。
H大の新人は現場のハードさに耐えかねて、すぐに退職したと言う。
また、それとは逆に、やる気満々の女性が試験を受けてくるとのことで、世の中大きく変わっているようだ。
これからは、女性記者に頑張っていただき、福島の事故に対して、誰一人責任を取っていない政治家のいい加減さを徹底的に追及して欲しいものである。