stap細胞
2014-01-30 (木)
「刺激惹起性多能性獲得」の英語の頭文字からつけられたというSTAP万能細胞の生成に関する記事の中に、酸性の環境の他にも、毒や圧迫によるストレスによっても「若返り」が起きた、とあった。
この解説で思い出したのが、数年前の英国発祥のホメオパシー治療に関して、その効果に否定的な報道がなされたことだ。
人体にとって毒性のあるものを、限りなく希釈して成分的にはゼロに近い状態にしたものを服用することで体調を変化させるのがホメオパシーであるから、当然、治療効果が現われても不思議ではないことになる。
生命の逆行現象とも言えるこの細胞の若返りを、信じられない研究者がほとんどであったと書かれていたが、現在の科学は生命の神秘に追い付いていないことを自覚するべきである。
1週間ほど前には、環境省が温泉法の見直しを行い、禁忌症の中の妊娠中(特に初期と末期)を削除する方針とのことであったが、本当に大丈夫という確信が得られているのか心配になる。
長湯をすれば、当然、胎内の温度は高くなる。
細胞分裂のもっとも盛んな初期と脳などの重要器官が形成される末期の体温上昇が、胎児へ影響をもたらす可能性がゼロと断定できる根拠を示してほしいものである。
放射線の影響を見ても、感受性の強弱があるように、完全に安全であることが証明できなければ、昔からの言い伝えを残しておくことも必要なのではと考える。
大事な生命に関わることなのだから。