食と健康
2014-01-25 (土)
基礎体温の低下は健康に密接に関係していて、最近では児童の低体温が問題になってきています。
この問題解決に向け、長崎県にあるNPO法人「大地といのちの会」の人たちが始めた運動が画期的な成果を上げてきています。
最新の情報を、原文のままお伝えします。
<学校全体で健康児童に変身!~香川県、仁尾小学校の取り組み>
1年から6年生までの、平均体温36.5℃以上の児童の割合。
食の改善などに全校で取り組み始めてから、どんどん上昇してきています。
おもしろいのは、今年の3月と8月の急な落ち込みと翌月からの急激な回復です。
つまり学校給食がたべられない月だけ体温が低下して、食べ始めると上昇している!
この理由は、家庭の食に私たちの基礎代謝を正常に保つために必要な微量栄養素がなくなっていることと、
仁尾小学校の学校給食にそれを確実に入れる特別な工夫がされているからだと考えています。
実は、毎回の給食に必ずあご(飛魚)の粉末をダシとしてふんだんに使い、粉末ごと食べていたのです。
その他、小魚の頭ごと調理・発酵促進食品を入れる・野菜の皮や芯を活用するなど出来るだけ実行しています。
次の図は、反対に35度台の低体温の児童の割合を出して作ったグラフです。
今の小学校児童は、どの学校も、35度台の児童が、30%近くいます。これまでの経験では、一番いいところで20%、多いところで40%程度でした。
ところが仁尾小学校は、今年6月からは常に5%以下!!
そして、「4週間挑戦!地球の生きる力とつながる食生活」を実施した7月と11月は、・・・
な、なんと・・・ 35度台の児童は学校全体で1%台になっていたのです。
こんな小学校は、今の日本には、ここ以外にまずないでしょう。
いったいどんな取り組みをしているのか?また次回に・