福島 甲状腺異常
2013-03-14 (木)
「他地域との比較で、大きな差は出なかった」と報道されている小児甲状腺異常の検診結果に疑問を抱いている人は多い。
福島の子供たちよりも、青森や長崎の異常率が高く発表されているのが何故なのか、ネット情報を探ってみた。
案の定、いろいろと出ていた。
東京新聞が本当に良く書いています。
測定時間。
福島では短いと数十秒、たいて2~3分で検査したとあり、ある親は異常なしと言われたが、念のため他の検査機関で検査してもらったところ二人ともに嚢胞が見つかったと言う。
その検査機関の医師が言うには、少なくとも10分以上かけて念入りに検査をしなければならないと書かれていた。
念入りに探せば見つかる異常を、あえて見つからないような検査をして、福島のほうが比較地域の長崎などよりも異常率が低かったという結果を導き出してしまったのだろう。
この結果を出してきている、福島県の県民健康管理調査検討委員会の座長である悪名高い山下俊一氏は3月で退任するという。
震災後、すぐに福島にやってきて、過度の放射能安全神話を語りだし、誰の要請なのか不明なまま福島医大に入り込み、そして、前述の委員会の座長に居座って、安全神話の続編を作り出そうと目論んでいたと思われる人物が、任半ばでいなくなることは何を示唆するのか?
福島原発の事故責任を東電だけに押し付け、予算を垂れ流していた官僚・政治家、そして、その安全を理論で裏付けしていた学者たちの誰もが責任を取らずに雲隠れしていることと重複して見える。