放射性物質
2011-09-02 (金)
弊社ホームページにもリンクしている「化学物質問題市民研究会」が、放射性物質の食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての意見(パプリックコメント)を8月27日に内閣府食品安全委員会に提出したので、紹介します。
コメントの骨子は下記の通りです。
基本的な考え方(大前提)
*原発事故由来放射性物質は、本来一切摂取すべきではない
*十分な科学的情報が入手できない場合には予防原則に立つべき
1.閾値がないことを明記すべき(微量でも健康被害は予想される)
2.100mSv以下でも影響があるとする研究を無視しないこと(100mSv以下の労災認定死亡者の存在はなぜか大きく報道されない)
3.内部被曝の危険性の評価を厳しくすること(安全基準値に疑問)
4.算入しなかった曝露についても明記すべき
5.影響を受けやすい集団についても評価を提供すること
6.生涯の上限に加えて、1年毎の上限を設定すべき
カッコ内は私の書き込みですが、放射性物質の人体への影響に関しては未確定要素が大きく、さらに、発現部位が特定不可であることから、食品は放射性物質ゼロ状態が望まれます。
8月30日の道新の夕刊には、1週間の放射線管理などの業務に従事した40代の男性が、急性白血病で死亡したとの記事がありました。
過去の原発従事者の死亡事例で、多額の見舞金で公表しないよう家族に働きかけていたことも、講演会の案内記事の中に小さく書かれていました。
広瀬隆氏が昔から告発していた事実が、なぜ大きく報道されなかったのかが、明らかになってきた今、大手マスコミももう少し深く切り込んで欲しいものです。
そして、肉牛農家の悲惨さが報道されていますが、これはしっかりとした補償がなされるべきです。しかし、今回、再確認したことは、生命力のない牛肉が高級品として出荷されていたことです。
出荷時期を過ぎた肉牛は、立つことも出来なくなるほどの超肥満状態にされていることが映像で流されました。
EM酪農で最先端を走っていた寺岡さんが「病気の牛を食べているようなもんだ」と言っていたのを思い出しました。
EM元気野菜と一般のものとの違いは抗酸化成分の多少にありますが、牛肉においても脂肪分の多少のみならず、微量成分の違いがあるのかもしれません。
亡くなられた寺岡さんのEM牛乳は、おなかの弱い子にも大丈夫な健康牛乳でしたから。
「美食」と「粗食」、健康にとって良いのはどちらでしょうか。
食べるものが体を維持していることを考えると、可能な限り毒性物質の無いものを摂取したいものです。