有機農業 ツルネンマルテイ参議院議員
2010-02-28 (日)
27日、新篠津村において有機農業勉強会が開催された。有機農業推進議連盟事務局長のツルネン氏が「未来は有機農業にあり」と題して講演を行い、政策の内容と全国的な優良事例、そして、世界の有機農業趨勢に関しての報告を行った。参加者は60人ほどで、そのうち6、7人が有機農業実践者で、EM使用者が10人ほどの内訳であった。氏いわく、「特定のものを推奨する立場にはないが、EMで実践している農家はあまり苦労しないで有機農業を実践している」旨の話があった。有機質の肥料効果を上げるものとして、また、土作りの一つのアイテムとして、EMを活用することが成功へ近づきやすいということであろう。外からの有機物などを一切入れない循環農法への一里塚とも考えられるのだが、なかなか理解されないのがもどかしい。氏の議員残り期間は3年半、現在1%にも満たない有機農家が10%近くになることを願うばかりである。ちなみに、地球白書2009-10ワールドウオッチ研究所によると、環境面における有機農業と慣行農業の違いとして、化成肥料、農薬の汚染のみならず、窒素で8~15%、炭素で15~28%の土壌中の増加がみられたという。これは、空気中へのCO2などの蒸散を減少させ、温暖化対策としてもにも好影響を与えるものである。
会場の様子