森・川・海・生き物
2009-11-29 (日)
27日、道立林業試験場の職員による勉強会に参加。秋の落ち葉が、冬期間に水生昆虫によりかなりの確率で分解されていることは驚きであった。厚目の葉であるブナやミズナラなどは時間がかかるが、窒素分を残したまま落葉するケヤマハンノキなどは120日ほどでほとんど分解されるとのこと。よく考えてみれば、冬越しの幼虫などにとっては、葉は大切な食料なんです。そして、海から帰ってくる鮭たちの死骸もまた、貴重な蛋白源なのです。人間のみならず、鳥獣、昆虫、そして、森林にとっても。雨水と共に流出するミネラルや栄養分を、鮭は川に帰ることによって補充しているのです。自然の仕組みは壮大なスケールで成り立っていることを実感しました。