昨日、NHKで戦争を考える番組があった。戦友の死を無駄死にと思いたくないがために戦争に対する評価を口にできない人、頭では負ける戦争とわかっていながら口にできずに戦地に行った詩人、現地の人を殺すのになんの躊躇もなかった人、他人を押しのけて自分だけが助かればという気持ちで列車に乗り込んだ作家、カメラに向かい合った人たちは皆それぞれに心に闇を抱え込んでいた。人が人でなくなる戦争。人を殺す行為を賛美する戦争。同じ道を辿らないためにも、己の考えを明確に整理しておくことが大事なのではと思う。
昨日咲いたカサブランカ