砂上の楼閣の崩壊
2020-03-14 (土)
官製相場と言われた日銀による買支えで維持してきた高値株価が、新型コロナウイルスに感染してあっという間の大暴落。
元々、五輪後の下落が予想されてはいたものの、これほどの急降下は見込んでいなかった分、対処の仕様がないようで、実相場の1万2~3千円まで行きつくか。
アベノミクスの実態がいかに脆弱なものであったか、株の高値維持は株主への利益供出に直結した投資家優遇政策で、決してトリクルダウンなど起きないものであったことが明白になっていたが、経営者側が給料に反映させずに内部留保していたことの真因はここにあった。
さて、安倍政権の化けの皮がはがれて、手も足も出ない状態から後を継ぐ政権に大きな期待は持てない。
経済大国の幻想から離れ、政治、経済、技術力は元より、個々の能力を見直し、一からの出直しを覚悟しなければ、日本の再生は無い。