「宝島」真藤順丈著 

「宝島」真藤順丈著 

2019-04-02 (火)

第160回直木賞受賞作
戦後から本土復帰までの沖縄の激動期に生きた若者たちの心の葛藤を描いた作品。
国内では多くを語られてこなかった米軍による人権蹂躙の歴史、そして、沖縄の本土復帰に単純な喜びしか記憶に留まっていない己の無知を痛感させられた。
そして、今なお米軍による治外法権の占領は継続しており、日本政府からの人権無視もあからさまになっている辺野古移転工事を顧みるに、沖縄県民の心の痛みに寄り添えない安倍政権に憤りを感じます。
防衛に対する情報公開は限定されているにもかかわらず、対案提示を求める卑劣は許されるものではない。
工事費の増大と工事の長期化は必死で、「世界で最も危険な基地」嘉手納の早期返還の口実はまやかしであり、無能としか言いようがない。
楽園のイメージが大きい沖縄には、今なお癒し切れていない悲哀が存在しているのです。
文字も小さく500頁を越える長編ですが、若い人たちに一読してもらいたい良書です。

EMとはEffective Microorganismsの略語で、有用な微生物群という意味の造語です。 EMは自然界から採種し、抽出培養した複数の微生物資材で、琉球大学農学部の比嘉照夫名誉教授が開発しました。

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TEL:011-398-5817
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代表細川義治のプロフィール
2011年NPO法人
北海道EM普及協会 理事長
活動内容
・生ゴミ堆肥化の技術指導(札幌市の派遣講師事業)
・家庭菜園でのEM利用技術の普及
・授産者施設でのぼかし作りの指導
・小中学校の環境改善のためのEM利用の普及
・有機農産物の普及
趣味
・映画鑑賞
・1匹の愛猫との散歩