どろの木
2010-10-18 (月)
演習林の川の流れ

知人ら5人と連れ立って、苫小牧の北大演習林散策。針葉樹、広葉樹が、それぞれのスペースごとに植樹されていて、絶好の散策コースとなっていた。上水として使われている源流からの湧水が心地よく流れ、その水の滑らかさに思わずシャッターを切った。その水の流れは、粒子の一つ一つがしっかりと結びついたように素晴らしい命ある輝きを放っていた。
それから、昼食後に、遠浅のアイリス公園の「どろの木」を訪問。木柵を超えて林の中の散策路を進んで行くと、その「どろの木」はあった。しかし、隣接する小さな池のような湧水の源泉部はほんのわずかな水を湧出しているだけで、今にも息絶えそうな重苦しさに満ちていた。偶然にも、キノコ採りに来ていた連れの知人が現れ、以前は牛の放牧がされていて、林になっている下草の処理をしてくれていたこと、明るく清々しい公園として利用されていたこと、そして、かんがい工事により湿地であった下流区域は植物の育たない火山灰地になってしまっていることなどを教えてくれた。わずかな導水勾配により集積されてきた湧水が、下流部の地下水位の低下により、その水量を減らしてしまったのであろう。ひとつの泉の末期を見たような、そして、隣にそびえ立つ「どろの木」は、泉の終わりを見届けてから、その中に身を投げるように倒れ込むのではという思いが脳裏をかすめた。














