Home > カテゴリー > 講演会

コミレス

2010-08-02 (月)

1日、10時から14時まで北広島にあるコミュニテイレストレラン「かえで」で開かれたフォーラムに参加。20数名、釧路、下川、苫小牧など全道各地からの参加者で、小さな食堂がにぎわった。コミレスの創始者の女性からコミレスの理念は
・人材養成機能  ・生活支援センター機能 ・自立生活支援機能
・コミュニテイセンター機能 ・循環型まちづくり機能
を包含するとしていて、食を核にした様々な市民交流の場として広がりを見せている、と言う。道内では、20数箇所が、それぞれの特性を活かして街作りに貢献していて、平均年齢72才のパワフルばあちゃんたちが経営する登別の「グランマ」や、市民運動から食の大切さを再認識して、ご近所同好会的な苫小牧の「がる」など、やはり、女性のほうが底力があるようで、男は彼女らのサポート役に回っているところがほとんどであった。
EMボカシを生産している「ひまわり」さんも、将来はコミレスに挑戦したいとのことで、有機野菜の生産から消費までを連続させることができれば、通所者の就労条件もより良い方向に向かう展望が開けてくる。美味しい多種類の元気野菜を生産することが、第一歩である。
 
昼食をはさんで14時過ぎに早めに抜け出し、16時からは、北大生との交流会に参加。総勢10人ほどが一室で時を過ごしたが、みな上品な学生さんたちで、酒に飲まれることなく、21時前には帰宅。ほとんど一日中閉じ込められていた猫たちは外へ出、帰って来たのは10時を過ぎていて、充実した一日は終わりとなりました。
         近所の見事なユリの花
CIMG1674 

北海道EMボカシネットワーク総会

2010-07-05 (月)

ボカシを作る全道の授産者施設の組織の総会が江別市で開催された。今年で13年目となるが、ほぼ毎回、沖縄から名誉会長の比嘉節子さんも参加されアドバイスを頂いている。今回は各施設がEMでの生活環境浄化に取り組むことを課題として提案された。出席した十数施設の職員たちは、生ごみ処理としてのボカシつくりだけ行ってきたところが多いため、多少とまどいが感じられたが、来年まで実践してみることが了承された。夕方は新篠津の温泉施設で懇親会が開かれ、1年ぶりの再会で夜遅くまで議論が続いた。4日の午前中は江別市民会館で、午後からは札幌市東区民センターで生ごみ処理フォーラムが開催された。参加者は各50人ほどであったが、開場前の突然の豪雨の影響で、不参加の方もいたということは残念であった。しかし、両会場ともにEM菜園実践のスライドと説明、比嘉節子さんの楽しい生ごみ処理の話に会場は盛り上がって終了した。沖縄への飛行機の都合で早めに退場した比嘉節子さんは、雷によるJRの運行停止で、車に乗り換えての空港行きというハプニングも。そして、夕方、帰路についている運転中の私に、東京から取材で来ていた方の携帯が江別に置き忘れられています、との連絡。急遽、東区から江別へ行き、南区まで届けて猫たちが待つ西の里に着いたのは7時でした。少々疲れがあったのか、今朝は6時起きで、菜園の除草は明日となってしまいました。
      昨年のミニトマト       東区民センターの会場の様子                        CIMG1578CIMG1577
 
 プランター6個使い3個生ごみ    菜園収穫 間引き菜3種と
 3個花など植栽のパターン見本    きゅうり、ズッキーニ、大根
CIMG1582CIMG1586

苫小牧 生ごみ堆肥化講習会

2010-06-07 (月)

「苫小牧手をつなぐ育成会」の主催で、昨年の2回の講習会に引き続き、6月5日土曜日に3回目が行われた。時間日程はいつも通りであったが、今回は最も厳しい講師業務であった。というのも、2日の昼に突然の腰痛を感じ、歩行に違和感。夜には寝返りにも傷みを感じ出し、翌日からは10分も立っていると左わき腹に炎症を覚えるようになった。今年の3月にも痛みが出たが、今回が最悪状態。苫小牧前夜は8時前には就寝し、当日は早めの8時に出発。運転していると徐々に腰に熱が蓄積してくる感じ。ウトナイ湖で鳥の写真でもなどと考えていたが、駐車場でリクライニングを倒して20分ほど横になり、傷みを解放する。時間通り会場には着いたが、車から降りるのにも手間取る。訳を話し、テーブルに肩肘を付き体重を分散させて話をさせていただき、市役所の職員の方との名刺交換もこちらはすわったまま。なんとか1時間半の説明と質疑を終えて安堵。終わったときには腰が張った状態。しかし、長崎の子供たちが楽しく生ごみ処理をしている15分のビデオを見せることを忘れていた。だらだらとした話より、よほど皆さんイに納得してもらえるものだったのに、と後悔の講師業務であった。帰りは一目散で帰宅し、すぐに横になって休息。猫たちもおとなしく添い寝してくれたのでした。

アースデイ大通り

2010-05-24 (月)

23日、昨年に引き続き、「わーく・ひまわり」さんと大通りのイベントに参加。準備開始時間が西の里からの早朝のバスでは間に合わないため、取り敢えず車で大通りまで出なければならず、何となく環境負荷が大きいことに反省。昨年に比べると快晴で暖かく人通りも多かったのだが、事務局の方いわく「売り上げは減」とのことで、不景気感がここまで及んでいるのかと心配になった。テレビ塔に近いせいか、観光客も多く、札幌市の助成対象となっている「生ごみ堆肥化セット」500円を見て、「持って帰りたい」と言う神奈川県や埼玉県の方もいた。フランス人の方もブースに来て「ボカシ」を日本から取り寄せたことがあると言っていて驚き。フランス語で説明しようとしたが、発酵などのEMに関する単語が自分の頭の辞書にはないことに気づき、20年以上昔にモロッコにいたのだが、フランス語は忘れてしまった、と言い訳するしかなかった。その後には、高専の先輩でもあり協力隊の先輩でもある方が来られ、釣り好きが高じて、とうとう北海道に移住してきたと言う。こういう相手にはついつい有機農業に対して熱が入ってしまう。平にご容赦願いまする。
          にぎわう大通公園
CIMG1479
     事務所前の白いスミレ       4年目のチューリップ
CIMG1482CIMG1480

アースウオーカー

2010-04-04 (日)

地球を歩く人、中渓宏一氏の講演会に参加。三菱商事を6年間で退社。転職後、3年9ヶ月の世界放浪の間に、南アフリカでアースウオーカー元祖のポール・コールマン氏と出会い、戦争の犠牲者の鎮魂のために、木を植えながら世界を徒歩で移動している行動に言い知れぬ共感を覚え、自らもアースウオーカーファミリーとして活動している39歳。長い時間歩き続けることは人間が持っている動物としての特性であるとのことで、自己満足の単独植樹ではなく、行き着く先々での小中学校や幼稚園での地元の住民や子供たちを巻き込んでの植樹が、自然へのやさしさの輪を広げているようであった。その後の管理が地元の方たちにより継続されていることは、環境を改善していく大きな核になり、未来に対する大きな行動となっているということである。4,50年前には、道内農家の方が旅行者を受け入れ、その善意に心動かされた若者が移住してきた時代があった。経済発展を遂げ、豊かになったはずの日本で、もっともっとアースウオーカーが増えて、活動できるようになることを願うばかりである。経済活動の面から考えると、徒歩と植樹という行動は何の意味もないように思えるが、心の豊かさを育てるという点では素晴らしい活動なのだから。

ダムによらない流域治水に関する検討会

2010-03-15 (月)

14日、北大で二風谷、平取、サンル、当別のダムについての検討会が行われた。参加者は40人を越えていて小会議室は満席状態。しかし、思っていた通りダム推進派や自治体の方たちの参加はなかったようで、脱ダムの知識の補強の会議となった。参加者の多くは、地道な活動をされている方たちが殆どのようで、こちらは、与えられる情報を取り込むだけであった。今回は「水道用水・かんがい用水」がテーマであったが、将来予測が過大である点と、国交省が水利権を振りかざして河川などからの取水を制限することで、ダム作りを推進している点が大きくクローズアップされていた。民主党政権は8月に各ダムに対して結論を出し、ダム関連法の改正を行う予定であるというが、水利権に踏み込めるかどうかが、重要であるとの見解であった。箱物行政の問題点である維持費は、当然ダムにもかかることを住民も自治体も強く認識しなければならない。そして、二風谷ダムはアイヌの人たちにとっての聖地である場所に築造されるということも。

エコファーマー北海道、北海道クリーン農業セミナー

2010-03-12 (金)

2月22日のエコファーマー北海道のフォーラムには参加できず、後日資料を頂戴して、昨日11日のクリーン農業セミナーとを比較してみると、昨日の主催者側の劣悪さが際立つ。保全型農業推進コンクール表彰には津別町の有機酪農研究会と峰延農協のハーブ米生産部会という正当なグループが選ばれていたが、基調講演がいけない。「トキの絶滅は乱獲が原因」から始まったが、「農薬は数十億円もかけて安全性の試験を経ているから安全」、「農薬不使用では収量も出荷金額も大きく減少」となり、「除草剤の不使用は手間はかかるしCO2の発生も大きく環境に悪影響を与える」と言う。予定時間の15分あまりを残して終了したので、さあ、質問と構えていると、なんと、司会者は著書のほうに様々なことが書かれているとのことで質問は受け付けず。これでは、化成肥料、農薬はどんどん使っていいんですよというメッセージしか残らないではないか。化学物質過敏症を知っているのか?極微量の化学物質に対して、症状が出る人間が増えてきている事実と、農薬不使用により、小動物が増加する因果関係をどう考えるのか?有機物はその殆どが無機態窒素に分解されてから作物に吸収されると言うが慣行農業より収量が多い農家があることはどう説明するのか?
この講師を絶賛する主催者側の姿勢には大きく落胆し、北海道農業の未来は預けられないと感じた。セミナー終了後、講師に有機農業でも収量が多いH氏のことを言うと、統計は例外を除外することが基本のようなことを言う。「その例外のことにも触れるべき」で話を終えるしかなかった。

有機農業 ツルネンマルテイ参議院議員

2010-02-28 (日)

27日、新篠津村において有機農業勉強会が開催された。有機農業推進議連盟事務局長のツルネン氏が「未来は有機農業にあり」と題して講演を行い、政策の内容と全国的な優良事例、そして、世界の有機農業趨勢に関しての報告を行った。参加者は60人ほどで、そのうち6、7人が有機農業実践者で、EM使用者が10人ほどの内訳であった。氏いわく、「特定のものを推奨する立場にはないが、EMで実践している農家はあまり苦労しないで有機農業を実践している」旨の話があった。有機質の肥料効果を上げるものとして、また、土作りの一つのアイテムとして、EMを活用することが成功へ近づきやすいということであろう。外からの有機物などを一切入れない循環農法への一里塚とも考えられるのだが、なかなか理解されないのがもどかしい。氏の議員残り期間は3年半、現在1%にも満たない有機農家が10%近くになることを願うばかりである。ちなみに、地球白書2009-10ワールドウオッチ研究所によると、環境面における有機農業と慣行農業の違いとして、化成肥料、農薬の汚染のみならず、窒素で8~15%、炭素で15~28%の土壌中の増加がみられたという。これは、空気中へのCO2などの蒸散を減少させ、温暖化対策としてもにも好影響を与えるものである。
            会場の様子
CIMG1349

北海道EM普及協会総会

2010-02-22 (月)

専務理事としてボランテイア的な活動をしているNPO法人の総会が、21日厚別で開催された。会員数400名ほどの大きな団体となったが、近年伸び悩みの傾向があり、世間と同様に高齢化が大きな問題となってきている。これまでの、有機農産物の取扱いと、生ごみの有効活用によるEM家庭菜園の普及だけでは、10年後には確実に縮小傾向が考えられるため、新年度は外部への働きかけという意味で、EM家庭菜園の勉強会を有料で行う方針決定。また、会員の菜園での優良事例を写真で記録していただき、会員間の情報として伝えると共に、一般講習者に対してのEM効果の確認にも利用できるような資料として活用していくため、フォトコンテストの実施も企画している。地道にEMの普及を図るのが最善と確信して。

北広島EM自給菜園の会

2010-02-20 (土)

本日昼から勉強会に参加。雪の降りしきる中、会員100名弱のうち29名が参加。EMの基本的なところから、昨年の出来具合について、皆さんから発表していただいた。ヤーコンは良かったがナスは駄目だった、きゅうりは駄目だったが長ネギは良くて今も食べている、など昨年の7月の天候不順が、EM効果にいまいちの感じをもっておられるようであった。昨年末の三笠の農家の人たちの感想と同じように感じた。土壌の状態が作物に大きな影響を与えるために、一年目ですべての作物が素晴らしく収穫が出来ないことを実感していただくしかない。今年は刈り草堆肥の安価販売で、昨年より良い成果が上がることを期待して、散会となった。
            会の様子
CIMG1340

EMとはEffective Microorganismsの略語で、有用な微生物群という意味の造語です。 EMは自然界から採種し、抽出培養した複数の微生物資材で、琉球大学農学部の比嘉照夫名誉教授が開発しました。

〒061-1147
北広島市
里見町2丁目6番6
TEL:011-398-5817
FAX:011-398-5827

代表細川義治のプロフィール
2011年NPO法人
北海道EM普及協会 理事長
活動内容
・生ゴミ堆肥化の技術指導(札幌市の派遣講師事業)
・家庭菜園でのEM利用技術の普及
・授産者施設でのぼかし作りの指導
・小中学校の環境改善のためのEM利用の普及
・有機農産物の普及
趣味
・映画鑑賞
・1匹の愛猫との散歩