ナノ粒子の危険性
2020-10-27 (火)
ネット情報から
欧州議会議員らは、ヨーロッパの消費者、特に子どもたちの健康を保護するために、二酸化チタンとアクリルアミドを含む食品に関する欧州委員会の二つの提案を否決したという内容です。
ナノ粒子を含有する着色剤二酸化チタン(E171)については、その量を減らすという欧州委員会の提案を議会は拒否し、代わりに「予防原則を適用し、 EU により許可された食品添加物リストから E171 を削除するよう欧州委員会に求めました。
議会の否決により欧州委員会は提案を修正するか撤回しなければならなくなりました。
二酸化チタンナノ粒子(E171)の有害影響として、大腸がん(結腸直腸がん)や炎症性腸疾患(IBD)などを誘発する腸内細菌叢(そう)への影響、発がん性(国際がん研究機関 IARCのグループ 2B(ヒトに対する発がん性が疑われる)などが知らており、また 10月15日に当研究会が紹介した通り、”二酸化チタンナノ粒子(E171)は人間の胎盤関門を通過する”ことをフランスの研究者らが最近発表し、二酸化チタンナノ粒子(E171)が特に子どもたちにリスクを及ぼすことが示されているので、予防原則を適用して、EU の許容リストから 削除することは妥当であると考えます。