沖縄県知事選挙
2018-10-01 (月)
“激しい選挙戦を繰り広げた沖縄県知事選挙は30日、翁長雄志知事の後継として「辺野古に新基地を造らせない」と訴えた玉城デニーさん(58)が新基地建設の是非を明言しなかった佐喜真淳さん(54)に大勝した。
米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市の辺野古新基地建設を拒む県民の意思が明確に示された。
玉城さんは涙を浮かべ「新基地建設を止めることが未来の子どもたちにできる、私たち責任世代の行動だ」と呼び掛け、「翁長知事の遺志を継いで、私も体を張って主張する」と魂の継承を力強く誓った。
伊江島出身の母と米海兵隊員の父との間に旧与那城村で生まれた。母子家庭で育ったことや産みの母と育ての母の2人の母がいることなど、自身の出自も語りながら「一人も取り残さない社会をつくる」と訴え、沖縄中を駆け巡った。“ (以上ネットから)
玉城新知事の出自を知って、より強く勝って良かったと改めて思った。
辺野古の自然が破壊されるばかりではなく、新基地が建設されてしまえば、未来永劫沖縄には米軍が居座り、日米地位協定による米国の主権侵害と、日本政府による地方自治への圧政は続いてしまう。
本土においても、横田基地へのオスプレイ配備が準備されている中、すでに近隣住民からは、低周波音の地鳴りのような騒音に対する苦情が出ていて、本格配備となれば、より騒音被害は大きく広がるであろう。
訓練区域は北部側にあるので、住宅地上空を飛行することは避けられないのであるから。
沖縄県民が受けてきた騒音や、精神的な不安を新たな地域に広げる政策で良いのか。
そして、北海道もその対象の真っただ中にいることを忘れてはならない。
日米蜜月の関係を見直す時期に差し掛かっているのではなかろうか。
つい先日、訪米した安倍首相は、2国間貿易協定に同意せざるをえない状況に陥っていた。
トランプ大統領は北朝鮮への拉致被害者救済のコメントを口にするだけで、一つの貸しを作った形になっていたのだから。
核の傘だけが日本を護る唯一の方法ではないことを考える時だ。
何の戦略も持たない安倍首相は、防衛装備品(武器)の大量購入を迫られるだけなのだ。