猫トキソプラズマ
2017-03-01 (水)
猫から感染するトキソプラズマという原虫は、胎児に危険を及ぼす。
最近読んだ本には、パリの妊婦の84%、ニューヨークで32%、ロンドンで22%が感染していたと書かれていた。
そして、不思議なことに、感染すると妊婦以外の成人には性格の変化が現れるのだが、男性は陰気になり、社会ルールや道徳を無視するようになり、疑い深く、嫉妬深く、不安になりがちで、一方、女性は明るくおおらかになり、心が広く決断力のある自信家になるという。
さらに、感染者は、男女ともに反応が鈍くなり集中力を失うことが多くなる。
プラハのある病院では、交通事故を起こして入院した患者は、事故を起こしたことのない市民に比べて高い確率でトキソプラズマに感染しており、3倍も高く事故を起こしやすくなるとある。
トルコでは4倍にもなるという調査結果もあるとのこと。
最近、老人による車の事故が増えている。
高速道路での逆走、踏み間違いによる追突、衝突、歩道への進入による死亡事故まで起きている。
ひょっとすると、その一部には、猫からトキソプラズマに感染した人たちが多くいるのかもしれない。
人に媚びないことと併せ、毎日の散歩やほえ声での近隣への配慮をしないで済む猫の人気が高まっていて、エサの購買量から推測した飼育数は殆ど犬と同数という。
口移しでエサを与えた時に限らず、飼い主に切り傷があって、糞尿を始末する時にも感染の可能性があることを肝に銘じておかなければならない。
顧みると、自分の集中力の無さもトキソプラズマのせいなのかも?