南スーダン
2017-02-14 (火)
自衛隊員が「戦闘」と感じて日報に記録したものを、稲田防衛相は「武力衝突」と言い張る。
自衛隊トップの河野統合幕僚長は「よく意味を理解して使うように指示した」と言うが、その裏には「戦闘」という言葉は使わぬこと、の意味が含まれている。
昨年7月は、国連職員が政府軍兵士に暴行された事件が起き、数百人の死者が出た異常な状態で、国連軍も救助に行けない程であったと報道されている。
ネットから、日報の内容を探してみた。
「宿営地近くで激しい銃撃戦」「今後もUN(国連)施設近辺で偶発的に戦闘が生起する可能性」「直射火器の弾着」「戦車や迫撃砲を使用した激しい戦闘」事態悪化時の想定として「ジュバでの衝突激化に伴うUN(国連)活動の停止」を挙げ、PKO継続が困難になる可能性にも言及していた。
国連安保理で、南スーダンへの武器禁輸などの制裁を科す安保理決議案に対して日本は反対した。
武器の流入は、より情勢を悪化させるであろう。
日本政府は何をしようとしているのか、まったく理解できない。
自衛隊員の生命を危機にさらさぬことをまず第一に考えて欲しい。