生ごみ堆肥化実践者セミナー
2016-02-28 (日)
NPO法人「北のごみ総合研究所」が、札幌市から受託している「生ごみ堆肥化実践者のための集い」の講師として、5か所で堆肥の使い方について話をしました。
毎回、40~50人の参加者があり、しかしながら、EM密閉式容器を使った堆肥作りを知らない方が多いようでした。
冬期間に処理して貯蔵していた堆肥は、畑の水分が抜けて起こせるようになった時に、トマトやナスなどの実物を定植する場所に、重点的にすき込む。
しかしながら、株元近くに多量に入れ過ぎると、茎葉ばかりが伸び、花芽が遅くなり収穫が遅れたりします。
少し離し気味にすき込むことがポイントです。
ダンボールやコンポスターで堆肥化されている方々は、生のままや、未熟・中熟なものをすき込むのは、有害ガスが出るし、発熱もあり、腐敗菌のエサにもなるから良くないと思われているようで、EMボカシを混ぜることで、有用菌のエサになって肥料効果がより増すことを伝えました。
また、無機と有機の違いは、微生物を減らすか増やすかに明確に現れるので、石灰も肥料も、有機のものを使用していくほうが土作りに適しているということ。
さらに言うと、動物質のものより、生ごみなどの植物質の堆肥のほうが、より穏やかな分解になり、作物に障害を及ぼすことがないことなどを話しました。
そして、これからは、苗作りが始まります。発芽させるためには、高めの温度と大目の水分を与え、発芽後は、十分な日照と少な目の水分、夜は低めの温度管理で健康な苗を作ってください。
タマネギは60日ほどかかりますから、3月初旬にも播種が必要で、ポットでも育苗が可能ですから、挑戦してみては。
ジャガイモは、4月初めから、浴光催芽で濃い緑色の芽を出させて、病気に強い健康な種イモを作りましょう。
5~20℃の温度管理で、薄日が当たる程度に風通しの良い場所に出して、夜間は家の中に入れてください。
菜園でEM元気野菜を作って、ご近所さんにEMの力を実感してもらいましょう。