フランス同時テロ
2015-12-02 (水)
福島の原発事故の時と同じような胸騒ぎを感じる痛ましい複数テロ事件に対して、フランスはISが支配している地域の住民をも巻き込みかねないシリアへの報復爆撃を始めた。
テレビに出てくる識者は、報復ではより多くのテロリストを生み出しかねない、と言うが、空爆を控えることは、相手側にテロの成果と喧伝されかねず、テロに屈するなという国民感情を抑えるためにも到底止められない状況になってしまった。
このことは、日常生活の中にテロの恐怖が大きく存在していくことを意味する。
大きな音に怯え、異教徒に不信を抱き、周囲に警戒心を抱きながらの毎日だ。
それは、無限の殺戮行為の繰り返しの始まりにも感じられる。
EUから米国へ、そして、有志国連合に名を連ねる日本もテロ行為の対象になりつつある流れになってきたという事だ。
ノーベル賞最年少受賞者のマララさんは襲撃されたことで、「弱さ、恐怖、絶望が死に、強さ、力、そして勇気が生まれた」と語る。
強い心を持ち、周囲の人への感謝の気持ちは、態度で言葉ですべてを表しておこう。ある時突然に、存在が絶たれることがあっても後悔しないように。