沖縄慰霊の日
2015-06-30 (火)
6月22日の北海道新聞の「読者の声」欄に掲載されたものの元の文章です。
断定的な部分を変更し、柔らかい感じにしすることをお願いされました。
様々な異論が寄せられることを危惧してのことだと思いますが、沖縄の歴史が明確にされていないことが原因と思われます。
ネット上でも「炎上」が良くあるようですが、顔の見えないネット上では非難しやすいのでしょう。
このブログも6月2日の戦争法案反対の後、不正アクセスのより、しばらくアクセスできませんでした。
書いている内容により、いろいろな事が起こるのだとしたら怖いことです。
元の文章
「沖縄では6月23日を沖縄戦結の日として、慰霊の日に制定している。地上戦の20万人以上の犠牲者と、海上、海外で亡くなった戦没者の冥福と世界の恒久平和を願い、糸満市の平和祈念公園で毎年沖縄全戦没者追悼式が行われる」とあった。
「辺野古」で大きく揺れる沖縄の、今年の6月23日はどうなるのだろうか。唯一米軍との地上戦を体験し、米軍のみならず、中には、住民や乳児たちを日本軍に殺害された遺族もいる沖縄県民。その事実を全く無視し続ける他の日本国民。この沖縄戦に関して、殆ど知識のない国民の無理解が、戦後70年の米軍基地の存在を、沖縄に押し付け続けたのであり、更にそれを恒久化するための辺野古への移設工事を、政府は粛々と進めているのだ。
民主党政権の時は県外移設を声高に言いながら実現せず、自民党政権は仲井間元知事や沖縄選出国会議員の県民への裏切りを実行させてまで工事を強行しようとしている。
今までは半ば諦めの境地で我慢し耐えてきた県民たちと、米軍基地が作る雇用や日本政府からの予算増額よりも、自立した経済復興のほうがはるかに経済効果が上がることを知った経済界が共に手を携えて戦った先の衆議院選挙の結果を、何故に政府は無視できるのか。
この先を考えているうちに、微かに浮かんでくるのは、人としての自立、そして、「琉球独立」である。