反原発釣り竿隊
2013-11-01 (金)
10月13日の国会正門前の集会で「反原発釣り竿隊」の結成表明がなされた。 釣り好きの仲間たちの集まりだが、仲間の情報をかき集めると大変なことになっていて、スピーチによると関東以北で汚染が顕著になってきていると言う。 岩手県の気仙川や、宮城県の岩井川ではイワナ、ヤマメが基準値を超え、群馬県の春名川ではワカサギが、千葉県の手賀沼ではギンブナ、埼玉県の吉川ではナマズ、箱根芦ノ湖ではブラックバスが、日光中禅寺湖ではブラウントラウトやニジマスが100ベクレルを超えて禁漁措置が取られているらしい。 また、昨年から軽井沢のキノコはだめだったが、富士山の5合目にある奥庭の駐車場の脇の林の中には小さな看板が立っていて、「野生きのこの採取自粛について、100ベクレル以上」の記載があると言う。 そして、もっと、人目に付く場所に看板を立てるべきと主張している。 さらに、岩手県、青森県の白神山地では、ハンターが狩りをしなくなったため鹿がかなり増えていているらしい。 自然の生態系がバランスを崩し始めていて、危機感をひしひしと感じているようだ、 自然に親しんでいる人たちだからこそより大きな危惧を抱いているのであろう。 山々に降り注いだ放射性物質が、雨水により川とそこに生息する生物を汚染していることは、ひいては、地下水の汚染にもつながっているし、海に流れ出していることも自覚しなければならない。