還暦
2013-08-09 (金)
昨日、放射能汚染から少しでも子供たちを守りたいと、関東からルスツに保養に来ている母子が滞在している小学校で、EMについての話をしてきた。
「チェルノブイリへのかけはし」の野呂さんからの依頼で、未就学児を持つ10人ほどのお母さんたちに活性液の作り方、使い方、食事の大切さを2時間ほどかけて伝えた。
関東では、昨年EMに懐疑的な報道がなされたこともあったためか、恵庭、北広島、江別などの小学校で使用されていることを話したことで、EMに対する信頼度が上がったように思えた。
うちのお客さんの中に千葉県や宮城県の方がいるが、子供の健康被害を最小限にしたいと思っていることを、非難されることが辛いというお母さんの言葉に、放射能汚染問題の難しさを感じる。
枯葉の処理や、放水による放射能濃度の低下作業が、どれほどの改善効果をあげるというのだろう。
まったく無駄な予算消化に思えてならない。
関東にもある高濃度汚染地域からの避難希望者にも、経費を回す政策が必要なのだ。
そして、最も恐れていた高レベル汚染地下水の海への流入も明らかになった。
燃料棒が息を潜めながら、地球規模の汚染を進めているのだ。
早急に、原発周辺を遮断して地下水の流入を止めなければならないと考えるが、遮断した時に考えられるリスクは、燃料棒の爆発だそうだ。
今は、地下水が流入することで冷却されているが、それを完全遮断してしまえば一気に温度上昇を引き起こし、更なる放射性物質の大気への拡散の危険性があるのだ。
土木的な自然科学専門家も含めた対策チームを早急に立ち上げなければならない。
東電には、現地情報を把握し提供するだけの業務とし、情報の検討および対策は各分野の専門家が集まった総合チームに任せるべきだ。
そして、会議はすべてネット配信し、全国の専門家が意見を言える状態にすべきなのだ。
2年半が経過しても何も進展していないことに、日本、地球の未来、人類の生存を深く考える時なのだ。
アベノミクスで浮かれている時ではない。
還暦を迎え、新たなる人生と考えていたが、どうしようもなく大きすぎる不安を感じる朝である。