「チェルノブイリへのかけはし」お話会
2011-07-20 (水)
18日、8年前からEMボカシ作りを続けている月寒教会で、お話会が催された。
20回以上ベラルーシ被災地の訪問を経験している会の代表の野呂美加さんの話は、放射能の怖さを十分に納得させるものであった。
低量被曝でも危険性があること、食べ物からの内部被曝は絶対に避けなければならないこと、二十年前には知られていなかった体外への放射性物質の排出は可能なのであるから、発酵食品、抗酸化力のある飲食物で速やかに排出させること、などを力説された。
風評被害による余剰農産物が、学校給食に回されているとは言語道断である。
一部は、春先に野菜が少ない道内の学校でも使用された疑いがあるという。
そして、東北、関東で数多くの勉強会を開いている経験から、現状は報道より非常に深刻であることを話された。
少なくとも若い人たちは即刻避難しなければいけない環境になっていると言う。
政府は、国民の命を守ることを最優先することが必要なはずなのに、経済的なことを考え過ぎている。
牛肉汚染の問題にしても、被害は数十kmの範囲ではなく数百kmに及んでいることが明確になった。
関東圏もホットスポットが存在することが報道され出している状況を、対岸の火事と傍観していてはいけない。
チェルノブイリ事故で被曝した子供を持つお母さんたち100人以上から聞いた結果、汚染地の子供たちの身体に起こっていることとして
・鼻血 ・めまい ・頭痛 ・甲状腺のトラブル
・背が伸びない ・カゼが治りにくい ・肺炎になる
・腎臓痛 ・ヒザの裏が痛いなどの関節痛
・集中力がない ・疲れやすい
・皮膚のトラブル ・傷が治りにくい
・食欲不振 ・胃腸痛 ・心臓痛 ・胸部痛
・喘息 ・繰り返す中耳炎 ・視力低下
・抜け毛、髪の毛が伸びない
以上のように様々な症状が現れるようです。
放射能の恐ろしいところは、急激な症状が出なくても、将来、その人の身体の弱い部分を悪化させることがあるということです。
原発という恐ろしい電力設備は早々に停止する方向に動き出すべきだと強く感じました。