レベル5
2011-03-19 (土)
1週間が経ち、テレビも通常番組が戻りつつある。プロ野球は、選手会の開幕延期希望を無視して、セが予定通りの開幕を主張している。「野球が力を与えられる」ことは事実であろうが、先ず、弔意を示すことが必要であろう。
原子力安全・保安院が燃料損傷3%以上を理由にレベル5に引き上げた。放射性物質の拡散はとうに進んでいることを考えると遅きに失する。
数値が引き上げられたのにも関わらず、20km以上30km圏内の住民は待機させられたまま汚染区域で生活している。避難するための準備が不可能を口実に指示を出さない政府の危機管理は全く機能していないに等しい。早急な対応を。
信用できそうな原子力資料情報室が出した国への要望は、測定機器の設置とその測定データの公開である。東電の隠ぺい体質を考えると当然で、また、御用学者たちのあまりに楽観的な推測に警鐘を鳴らすためにもデータが欠かせないのである。
これからの1週間で、日本の未来が明確に見えてくる。1週間延期のパの開幕が実施されることを、ただただ祈るのみである。