ダムによらない流域治水に関する検討会
2010-03-15 (月)
14日、北大で二風谷、平取、サンル、当別のダムについての検討会が行われた。参加者は40人を越えていて小会議室は満席状態。しかし、思っていた通りダム推進派や自治体の方たちの参加はなかったようで、脱ダムの知識の補強の会議となった。参加者の多くは、地道な活動をされている方たちが殆どのようで、こちらは、与えられる情報を取り込むだけであった。今回は「水道用水・かんがい用水」がテーマであったが、将来予測が過大である点と、国交省が水利権を振りかざして河川などからの取水を制限することで、ダム作りを推進している点が大きくクローズアップされていた。民主党政権は8月に各ダムに対して結論を出し、ダム関連法の改正を行う予定であるというが、水利権に踏み込めるかどうかが、重要であるとの見解であった。箱物行政の問題点である維持費は、当然ダムにもかかることを住民も自治体も強く認識しなければならない。そして、二風谷ダムはアイヌの人たちにとっての聖地である場所に築造されるということも。