月尾嘉男氏講演会
2010-01-17 (日)
16日、「クラウドフロンテイア北海道」のタイトルにさほど興味は沸かなかったが、情報社会の急激な発達により、携帯電話の基地局、無線LANの拡大などによる電磁波過敏症に対する氏の考え方を知りたくなり、急遽、北広島の花ホールで行われた会に参加した。大型スパコンへのあらゆるデータの集積により、情報の共有がより高度な社会作りに有用との話であったが、対面販売への懐古の思いなどがあり、素直に未来社会を肯定する気持ちにはなれなかった。現状の格差のまま技術が進んでいけば、より一層格差は広がるはずであり、そうならないためには、教育の底辺の底上げ、即ち、落ちこぼれを生まない教育環境を作り出すことが先決と考える。そして、小生の電磁波過敏症に対する質問に、氏は「車で多数の死者が出るが、もう車なしでは社会が成り立たない」の例で、問題が起きたときに対策を立てて対応していくしかないと言われた。もっともな考えであるが、日本はあまりにも予防原則から外れすぎており、ヨーロッパなみに安全が確信されるまでは、新技術の拡大の抑制が必要な面もあるのではないか。まして、目に見えず、個人の判断で遠ざけることも出来ないのであるから。
大雪 それでも散歩に出た猫 一晩で50CMもの雪に埋まった車