寺岡豊一さん
2010-01-20 (水)
EM畜産の先駆者として、全国区の活躍をされていた寺岡さんが18日夕方亡くなられた。十数年前に沖縄で3泊ほど相部屋で色々な話を聴かせていただいたことが、今日の小生のEMに対する大きな基礎となっていることを実感する。昔、牛1頭から始めた酪農の時代と違い、牛を消耗品として扱っていることに疑念を抱かれていた。高価な設備で大量飼育、あわせて輸入濃厚飼料による高蛋白食による内臓疾患などが原因の短期集中搾乳飼育などの問題は現在も解決されていない。放牧酪農などの良好事例は出てきているものの、設備費、飼料、化成肥料などの取扱量の減少を危惧する多くの農協は、放牧酪農を推進する動きは少ない。寺岡氏は10年ほど前から、無農薬、無化学肥料による飼料の生産を実現しておられ、EMボカシやEM活性液などの活用により大きな成果を上げていただけに、まことに悔やまれる。牛のゲップに含まれるメタンガスなどによる温暖化に対しても、EM飼料によりゲップが減ったことも言われていた。北海道EM普及協会の理事としても、設立当初から参加され、理事会にも毎回出席されていただけに本当に残念です。本日お通夜、明日告別式。最後のお別れをしてきます。