キャピタリズム
2010-01-12 (火)
猫との朝の散歩も菜園作業もないせいで、メタボが心配される腹周りであるが、服の上から触ると固いプレートのようなものがある。10×20cmこれは大変だ、手術で取り出せそうか、などと言っているうちに、それがプラステイックのかけらだとわかって大笑い。その笑いの途中で目が覚めた。夢というのは奇妙奇天烈なものであるが、笑いながら眠りからさめるのは多分初めての経験で、今年は明るく行けそうな気分で11日は始まった。午前中は会社の決算書類の整理をして、午後から映画へ。知人から推奨されたマイケルムーアのキャピタリズム。速いテンポで金融界と政治家の癒着を暴きだしていくが、アメリカにもまだ良心があると感じさせてくれたのは、家を追い出された人や、閉鎖された会社の従業員などの被害者たちへの市民の支援であった。人間の本来の社会参加は、生産性を伴うことが第一と考えるが、現代は金融という砂上の楼閣で無駄なエネルギーを消費し、人間性を失っていることに大きな危機感を持たなければならないのだ。日本の再生も、経済復興より、現状の経済力でどう明るく生活していけるのかを考えた方が良いのかもと考えた