無肥料栽培
2009-11-02 (月)
31日、(有)ビオプラス西條デザイン主催の2009菜園生活プロジェクトの勉強会に参加。札幌市南区豊滝で自然農法を営む新規就農のファーム伊達家の伊達寛記さんの話を聞いた。60軒弱の家庭への宅配を通して、季節の移ろいも味わってもらう農家として頑張っておられるようで、特に興味深かったのが、農薬は勿論のこと、肥料を一切投入しないで土地の力を発揮させることであった。麦などによる元田んぼの耕盤(肥毒層)の無毒化で、地中からのエネルギー供給が可能になり、無肥料でも年々作物の糖度が増しているとのこと。時に、EMと有機物で性急になりがちな土壌改善とは、また違ったアプローチであった。栄養過多が人体に良くない影響を及ぼす様に、作物への肥料過多が病害の最も大きな要因であることを考えると、納得のいくものであった。また、自家採種にもこだわり、持参されたズッキーニから種を取り出す作業の丁寧さに、種の一つ一つに対する思いが感じられ、感銘を受けた。
落葉の遅かったもみじ(EMとぎ汁発酵液のせい?)