スーパー雑草
2009-09-09 (水)
9月7日、NHKのクローズアップ現代によると、除草剤耐性の雑草が出てきているとのこと。宮城県では水田にオモダカが大量発生。福岡県では麦畑に数種の除草剤でも枯れない雑草が出ている。米国ではモンサント社の遺伝子組み換え大豆やとうもろこし畑で、同じく除草剤耐性の雑草が発生している。これはまさしく病院での殺菌剤による強毒化によるMRS院内感染と同じ理屈なのである。モンサント社では、複数の農薬使用で雑草除去は可能とのたまうが、複数剤に対する耐性を持ったものも発生していることを肝に銘じて欲しいものである。土壌改良による食料生産を目指し、環境を破壊するばかりの農薬使用は過去の技術として葬り去らなければならない。豆文化の日本が、その9割以上を輸入に頼る大豆の国内確保に向けて、消費者が国内生産者を支えるシステムも必要な時期であるかもしれない。